シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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演習Ⅰ(交通政策論) | 2024 | 前期 | 木4 | 経済学研究科博士課程前期課程 | 後藤 孝夫 | ゴトウ タカオ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
EG-OM5-203S
履修条件・関連科目等
交通経済学あるいは公益事業論に対して研究上の興味を持っていることが、本演習を履修する際の前提となります。そのうえで、学部レベルのミクロ経済学、統計学、および計量経済学の基礎的知識をもち、交通政策論ⅠおよびⅡをあわせて履修することが望ましいです。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
履修者による修士論文あるいは特定課題論文についての研究報告とそれに基づくディスカッション、およびテーマに関連する文献を検討しながら、修士論文あるいは特定課題論文の完成に向けて授業を進めます。そのため、本演習では、履修者の研究テーマに必要となる交通経済学あるいは公益企業論関連の先行研究をサーベイしていくことが基本となります。くわえて、履修者は主体的な問題意識をもって本演習に臨むことが求められます。
科目目的
この科目は、学生が学位授与の方針で示す「研究遂行にあたり必要となる基盤的能力」および「経済学に関連する基礎的知識」を修得することを目的としています。
到達目標
交通経済学あるいは公益企業論の知見を用いて、修士論文あるいは特定課題論文を作成できるようになること。
授業計画と内容
・①履修者による「研究報告」と②「参考文献の輪読と討論」の2つによって本演習は構成されます。
・参考文献は履修者の研究内容に従って決定しますので、下記の項目はあくまで予定です。
第1回 イントロダクション
第2回 履修者による研究計画の報告
第3回 第1回研究報告①(研究背景と目的、および仮説の説明)
第4回 第1回研究報告➁(研究背景と目的、および仮説の説明)
第5回 ミクロ経済学の復習(部分均衡分析)
第6回 参考文献の輪読と討論(規模の経済と自然独占)
第7回 参考文献の輪読と討論(費用逓減産業と規制の根拠)
第8回 参考文献の輪読と討論(政府の市場介入と規制の種類)
第9回 第2回研究報告①(仮説の説明と検証方法の検討)
第10回 第2回研究報告➁(仮説の説明と検証方法の検討)
第11回 参考文献の輪読と討論(市場の失敗と規制の失敗)
第12回 参考文献の輪読と討論(コンテスタブルマーケット理論)
第13回 参考文献の輪読と討論(航空産業の経営戦略と規制緩和の効果)
第14回 参考文献の輪読と討論(LCCのビジネスモデル)
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 40 | 交通経済学および公益企業論についての基礎知識を理解した上で、経済政策を交通経済学および公益企業論の観点から説明できるかどうかを評価します。 |
平常点 | 60 | 授業への参加・貢献度、受講態度(意見の表明、他の学生と協調して学ぶ態度等)の状況を基準とします。 |
成績評価の方法・基準(備考)
〇評価の前提条件
出席率が70%に満たないもの、課題を提出しないものについてはE判定とします。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
[テキスト]
・中条潮・田邉勝巳・後藤孝夫『経済学で読み解く交通・公共政策』、中央経済社、2018年(9784502247613)
・上記以外は演習内で適宜指示します。
[参考文献]
斎藤峻彦『交通市場政策の構造』、中央経済社、1991年(9784502611834)
竹内健蔵『交通経済学入門 (有斐閣ブックス 454)』、有斐閣、2008年(9784641183681)
藤井弥太郎・中条潮編『現代交通政策』、東京大学出版会、1992年(9784130720076)
藤井弥太郎監修、中条潮・太田和博編『自由化時代の交通政策 (現代交通政策 2)』、東京大学出版会、2001年(9784130720083)
山内弘隆・竹内健蔵『交通経済学』、有斐閣、2002年(9784641120501)