シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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企業結合会計論 | 2024 | 春学期 | 金2 | 商学部 | 山口 朋泰 | ヤマグチ トモヤス | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
CM-AU4-11XL
履修条件・関連科目等
Web登録科目です。
比較的高度な論点を扱うので,簿記や財務会計に関する基本的知識を前提とする(財務会計論,連結会計論を履修していることが望ましい)。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
企業結合とはある企業(またはある企業を構成する事業)と他の企業(または他の企業を構成する事業)とが1つの報告単位に統合されることをいう。本講義では,こうした企業結合に関する会計処理を学習する。また,企業結合だけでなく,事業分離も含めた組織再編会計について広く学習する。
科目目的
この科目は,カリキュラム上の 分野別専門科目・会計系として位置付けられていることから,この科目での学習を通じて,企業結合会計に対する認識を深めるとともに,企業結合会計に対する基礎的な知識を習得することを目的としている。
到達目標
企業結合に関する会計処理を理解し,適切に会計処理できるようになること。
各会計処理の理論的背景(なぜそのような会計処理を行うのか)を説明できるようになること。
授業計画と内容
第1回 ガイダンス・組織再編の意義
第2回 組織再編の手法と特徴
第3回 組織再編に関する会計基準
第4回 取得企業の決定
第5回 取得原価の算定
第6回 取得原価の配分(1)識別可能資産及び負債の範囲
第7回 取得原価の配分(2)識別可能資産及び負債の時価の算定
第8回 取得原価の配分(3)暫定的な会計処理
第9回 取得原価の配分(4)のれん・負ののれんの会計処理
第10回 逆取得の場合の会計処理
第11回 共同支配企業の形成
第12回 共通支配下の取引
第13回 事業分離会計(1)分離元企業・分離先企業の会計処理
第14回 事業分離会計(2)結合当事企業の株主に係る会計処理
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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中間試験 | 40 | 講義の中間時点(具体的な実施時期については,授業中に指示する)に,記述問題と計算問題を出題する。企業結合会計の基礎や取得原価の決定・算定などの基礎を理解したうえで,それらの内容を説明できるか,適切に会計処理を行うことができるか,を評価する。 |
期末試験(到達度確認) | 60 | 講義の期末時点(具体的な実施時期については,授業中に指示する)に,記述問題と計算問題を出題する。取得原価の配分や事業分離会計などの基礎を理解したうえで,それらの内容を説明できるか,適切に会計処理を行うことができるか,を評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
「テキスト」は使用しない。
manabaを通じてレジュメを配布するので,各自準備すること。
「参考文献」は以下の通り。
①有限責任監査法人トーマツ(2018)『組織再編会計ハンドブック』中央経済社。
②EY新日本有限責任監査法人(2019)『Q&A組織再編の会計実務』中央経済社。
③関根愛子(2006)『企業結合会計の知識』日本経済新聞社。
その他特記事項
ソフトウェアの利用なし