シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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中国語講読(2)A(3)A/高級漢語閲読(1)[ハイレベル・中国語読解(1)] | 2024 | 前期 | 月1 | 文学部 | 明田川 聡士 | アケタガワ サトシ | 2~4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-CH3-E315,LE-CH3-E317,LE-CH3-WC87
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
この授業では、中国語中級レベルを修了した受講生を対象として、中国語文化圏をテーマにした原文講読を行います。今学期は中国の映画研究者が執筆した現代台湾映画に関わる研究書(簡体字)を読んでいきます。台湾映画の映画史的展開をたどると同時に、香港映画からの影響、中国映画への影響、さらには日本映画やハリウッド映画との関係、中台両岸での映画製作の連携などにも視線を向けていきます。毎回の授業では受講生全員で各回の講読箇所を輪読していきます。そのため、授業当日までにテキストに目を通しておくことが【必須】です。テキストのコピーは前週までに配布します。原文は簡体字の文章です。講義終了時にはレスポンなどに所感を記述し、次回授業の冒頭で教員からフィードバックを行います。学期最終回の授業では、受講生自身が選択した台湾映画を鑑賞します。なお、授業内でも必要に応じて講読箇所に関係する映画を観ていきます。DVDやBlu-rayは日本版を使用しますが、台湾版(一部は香港版)も使いますので、字幕は繁体字になります。映画鑑賞は講読理解を助ける参考としての位置付けですので、繁体字に習熟しておく必要はありません。
科目目的
中国語の文章読解力を向上させ、十分な理解と適切な運用ができる人材の育成を目指します。
到達目標
1、現代中国語圏で日常的に使われる語彙および文化領域での語彙を多く理解できるようになる。
2、長文の評論を読解できるようになる。
3、正確な発音で長い文章を朗読できるようになる。
授業計画と内容
①ガイダンス:講読の要領および担当者分担に関する説明
②第2章 台湾新电影(上)一(内容は侯孝賢に関する部分)
③第2章 台湾新电影(上)一
④第2章 台湾新电影(上)一
⑤第2章 台湾新电影(上)三(内容はエドワード・ヤンに関する部分)
⑥第2章 台湾新电影(上)三
⑦第2章 台湾新电影(上)三
⑧第18章 李安:融汇中西 纵横天下 一(内容はアン・リーに関する部分)
⑨第18章 李安:融汇中西 纵横天下 一
⑩第18章 李安:融汇中西 纵横天下 一
⑪第19章 蔡明亮:影像世界中孤独的探索者 一(内容はツァイ・ミンリャンに関する部分)
⑫第19章 蔡明亮:影像世界中孤独的探索者 一
⑬第19章 蔡明亮:影像世界中孤独的探索者 一
⑭授業の総括
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
「事前学修」では当日の授業で扱う箇所に【必ず】目を通し、「事後学修」では授業内で講読した箇所をもう一度読み込むようにして下さい。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 50 | 1、課題への指示を正確にとらえて作成していること。 2、提出期限内に、決められた様式で提出していること。 3、論述内容に主体性が表現できていること。 |
平常点 | 30 | 1、事前学修にしっかり取り組んでいること。 2、質問や応答などが適宜なされていること。 |
その他 | 20 | 1、翻訳が正確であると同時に、日本語としても自然なこと。 2、朗読の発音が正確であると同時に、朗読の速度も自然なこと。 |
成績評価の方法・基準(備考)
レポートの課題内容については、ガイダンスおよび授業の中で説明します。
配点については下記の通りです。
期末レポート50%(100点を50点満点に換算します)
・論述対象の選択は適切か 5点
・タイトルの設定は適切か 15点
・レポートとしての体裁を守っているか(要件を満たしているか、ページ脚注や文末脚注、参考文献、ページ番号があるか) 15点
・引用の仕方が適切か(剽窃は厳禁) 15点
・主体的に問題意識をもっているか。論理的な記述がなされているか(論理の飛躍、説明不足、事実の誤認には注意) 50点
・発展的な期待が持てるか(ゼミ報告や卒業論文などへの展開) 追加点
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う/その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
メールでも随時、質問を受け付けています。
aketagawa@dokkyo.ac.jp
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/その他
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
原書講読の授業です。
授業におけるICTの活用方法
クリッカー/その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
クリッカーやmanabaのアンケート機能を使い、受講生の反応を把握しながら授業を進めていきます。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト:
・吴涤非『当代台湾电影史纲 : 1979-2016』 北京・中国社会科学出版社、2019年(2020年2刷)
※ガイダンス時にテキストのコピーを配布します。
参考文献:
・菅原慶乃「第11章 映画:巨大市場の光と影」、川島真編『ようこそ中華世界へ』昭和堂、2022年
・『ユリイカ』2021年8月号(特集=台湾映画の現在)
・星野幸代、洪郁如編『台湾映画表象の現在:可視と不可視のあいだ』あるむ、2011年
・暉峻創三監修『中華電影データブック』キネマ旬報社、2010年
ほかの書籍については、授業内で適宜紹介します。
その他特記事項
参考URL
以下は国会図書館ホームページへのリンクです。
レポート執筆時に適宜利用して下さい。
1、中国(香港・マカオ)の雑誌記事・論文の探し方
https://rnavi.ndl.go.jp/research_guide/entry/theme-asia-38.php
2、台湾の雑誌記事・論文の探し方
https://rnavi.ndl.go.jp/research_guide/entry/theme-asia-146.php
3、外国の映画統計
https://rnavi.ndl.go.jp/jp/guides/theme_honbun_101106.html