シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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キャッチコピー・ネーミング論 | 2024 | 秋学期 | - | 国際経営学部 | 飯田 朝子 | イイダ アサコ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
GM-OM3-CE26
履修条件・関連科目等
「広告表現研究」を履修していることが望ましい
授業で使用する言語
英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業は全て英語で行います。履修生の英語レベルは問いませんが、B1レベル以上のリスニング力があると良いでしょう。授業動画に字幕などは付いていません。
日本のキャッチフレーズやネーミングにも触れる機会もありますので、日本語を母語としない学生は、国語辞書を引ける程度の語学力があると理解が深まります。
授業の概要
この授業(通称:CN論)では、「ことば」をどのように使えば国際的なビジネスコミュニケーションが促進され、商品の販売やブランドの認知や支持につながるかを考えます。毎週キャッチフレーズとネーミングを織り交ぜて考察しますが、どちらかに特化した回も設ける予定です。
▶ 担当教員は国際経営学部のキャッチフレーズ「世界を動かす人になろう。Be Ahead of the World.」「白門は、来年はもっと広く開きます――新学部始動」を書いたコピーライターとしても活動しています。実践的視点から英語圏で発表された国際的に知られているキャッチフレーズや企業スローガンを多数分析し、消費者の印象に残り易い「ことば」の使い方を解説します。
▶ 社名をはじめ、商品やサービスの名前も国際ビジネスでは重要ですので、ネーミング技術を音や意味の面から学ぶ機会も設けます。コピーライターを志望する人はもちろん、広告代理店や企業の広報/商品開発部署で活躍したい人、起業して社名サービスの名付けなどに携わる人などに適した内容です。
▶ 「広告表現研究」を履修した学生が、より実践的・応用的な理解ができる設計になっています。(未履修でも授業に参加することは構いません。)
科目目的
マーケティングや消費者行動論に加え、心理学・言語学などの幅広い研究に触れ、語句の意味的な用法の違いを知ることで、なぜ商品やサービスが「言葉」で売れるのかを理解することができます。
到達目標
最終的に、ビジネスで役立つ短文やキャッチフレーズを巧みに書けるようになり、世界中の消費者が振り向く魅力的な商品のネーミングを提案するセンスが磨かれます。
授業計画と内容
Week 1 Introduction
Week 2 Lecture 1: Words and Ideas/manaba Quiz(1)
Week 3 Lecture 2: How to Say and What to Say/manaba Quiz(2)
Week 4 Lecture 3: Let your Brand Speak/manaba Quiz(3)
Week 5 Lecture 4: Tagline 101/manaba Quiz(4)
Week 6 Lecture 5: Naming Strategy/manaba Quiz(5)
Week 7 Lecture 6: Sound and Mind/manaba Quiz(6)
Week 8 Lecture 7: Naming a Landmark/manaba Quiz(7)
Week 9 Lecture 8: Catchphrases and Social Norms/manaba Quiz(8)
Week 10 Lecture 9: W-S Strategy/manaba Quiz(9)
Week 11 Lecture 10: The Art of Titles/manaba Quiz(10)
Week 12 Lecture 11: Mascot Characters(11)
Week 13 Lecture 12: Be Ahead of the Word/manaba Quiz(12)
Week 14 Wrap-up, manaba Quiz(13)
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
manaba Quiz (1)-(13) 5 points each
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 35 | 設問に沿った英語の最終レポート (キャッチフレーズ・ネーミングの作品制作・提案を含む) |
平常点 | 65 | 毎週の授業で配信する動画の視聴、コースニュース(参考文献リスト含む)の内容把握、授業内容に関するオンラインクイズの提出(13回予定/〆切厳守) |
成績評価の方法・基準(備考)
評価については1週目のIntroductionの授業動画を参照して下さい。
広告コンテストの情報共有や、日本語の関連するオンライン講演などを開催する際は、その都度お知らせします。これらは本授業の評価には関係ありません。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
購入すべき指定テキストはありません。
必要に応じ、文献や動画やサイトを参照するように指示します。
【推薦図書】
Bowdery, Rob (2008) Copywriting: the creative process of writing text for advertisements or publicity material. AVA Publishing SA, New York.
Cialdini, Robert. B. (2003). "Crafting normative messages to protect the environment." Current Directions in Psychological Science, 12: 105-9.
Edwards, Ray (2016) "How to Write Copy That Sells: The Step-By-Step System for More Sales, to More Customers, More Often." Morgan James Publishing, New York.
Sedivy, Julie & Greg Carlson (2011) "Sold on Language: How Advertisers Talk to You & What This Says About You." Wiley Blackwell.
Young, James, W. (1960). A Technique For Producing Ideas (4th ed.). Crain Communications, Inc., Chicago.
飯田朝子(2012)『ネーミングがモノを言う ~あのヒット商品から東京スカイツリーまで~』(中央大学出版)
その他特記事項
学期の中盤頃に、実際に日本語でキャッチコピーを書くワークショップをオンラインで開催予定です。(参加自由)詳細は追って連絡します。
参考URL
日本ネーミング大賞 (飯田が審査員を務めました)
https://j-naming-award.jp/