シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
財産と法Ⅰ | 2024 | 前期 | 他 | 総合政策学部 | 太田 昌志 | オオタ マサシ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
PS-CI2-0001
履修条件・関連科目等
他の民事法系の科目、現代契約法や不法行為法と合わせて受講することが望ましい。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
財産と法1という題名のもとで本講義においては、財産を取引する主体について学びます。
民法が登場する全ての場面、すなわち我々が将来経済活動を行う際にあらゆる場面で適用される、民法総則という分野が中心となります。民法総則とは、民法の諸規定の最も基本となる様々なルールを定めている部分です。例えば、どのような者が取引社会において経済活動を行うことができるのか、すなわち取引社会の主役は誰か?これは人であるといわれますが、どのような人が有効に取引を行うことができるのか。そしてどのような物を取引できるのか。と言った問いかけに答えるべく民法における主体と客体について総則において定義がなされています。
近年このような人に関する定義の中に、高齢化社会少子化社会の影響を受けた要素が入り込んでいます。このようにより抽象的であるが故に生じうる様々な問題に観察を加えることによって、我々の一般的な生活に密接な民法の姿を明らかにしていきます。
科目目的
民法の学習の入門科目としての位置付けにあり、この後に続く民法の諸科目の基礎を学ぶことが目的である。
到達目標
民法総則の基礎知識の習得
授業計画と内容
1、 民法総則の位置づけ
2、 民法総則の現代的意義について
3、 民法における主体について(人の概念)
4、 民法における客体について(物について)
5、 法人について
6、 法人概念の変遷
7、 成年後見制度について
8、 成年後見と消費者保護
9、 法律行為とは
10、錯誤について
11、代理について
12、表見代理と権利外観法理
13、時効について
14、物権法への展望ならびに総括
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
期末試験(到達度確認) | 50 | 授業内で解説した知識の確認 |
平常点 | 50 | 出席状況並びに毎回行われる確認テスト |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
教科書 藤井俊二『クルツレーアブーフ 民法総則』(第二版)成文堂
その他特記事項
この科目は、1コマ100分の授業を前提に14回授業を実施します。