シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
社会計画法 | 2024 | 前期 | 火2 | 総合政策学部 | 平野 廣和 | ヒラノ ヒロカズ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
PS-UR3-0001
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
戦後、高度経済成長期に至るまでの我国の社会開発による基盤整備は、機能性・効率性を重視しながら量的拡大を図る中で、工業生産の増大に努めてきた時代であった。しかし、経済成長速度がピークに達した頃から、それまでの繁栄が公害や自然破壊の大きな代償の上に咲いた生活文化であることに気づき始めた。今日では、社会開発は、環境と自然に対するシビックデザインが重視され、快適な環境を育む街並や水辺の環境などのアメニティの回復をめざした基盤整備の構築へと時代が移ってきている。
一方、各種の災害に対処するのも社会開発の大きな役割である。自然災害はもちろんのこと、都市機能の高度化に伴う要因の複雑な新しい災害にも対処しなくてはならない。災害に備えて被害を最小限にくい止めるためにもハード面の防災施設・防災システム整備とともに、ソフト面からの防災に関する政策提言の重要性も強調されるところである。特に、現在の最先端技術を結集して観測に当たっている防災予測や数値予測シミュレーションの結果を、すみやかに末端の人々に伝えるシステムと即座に対応できる行政の態勢作りが急がれている。
以上のことから、本講では、社会開発による基盤整備に関して内外の具体的な事例を示しながら、明日の政策シナリオを展望する。
科目目的
環持続可能な次世代型地域社会の空間構造と社会資本整備のあり方を探り、都市の将来像の提案を行う。
到達目標
「これからの社会はどの様な社会になるだろうか。」との問いに、答えられることを目標としてほしい。それは、社会開発を一つの文化として捉えるならば、先人が長い歳月をかけていつくしみ醸成した文化であり、かつその中から様々な教訓を得ることでもある。それには、過去の反省と今後の展望も含まれる。
授業計画と内容
授業の進め方は、都市防災、環境に関してのテーマ別に具体的な事例を示しながら進めることとする。 また、毎回の授業の冒頭に一週間で発生した災害、環境に関する事例に関しての説明を行う。
第1回 都市防災と環境に関する講義概要説明
第2回 2020年から2022年に日本で発生した災害
第3回 日本で発生する地震災害(海洋型地震:東北地方太平洋沖地震)
第4回 日本で発生する地震災害(直下型地震:兵庫県南部地震)
第5回 日本で発生する地震災害(新潟中越地震から熊本地震)
第6回 都市における防災問題(1) 関東平野で発生する地震災害
第7回 都市における防災問題(2) 大都市で発生する地震災害
第8回 都市における環境変化と新たな降雨災害と防災に関して
第9回 降雨災害のメカニズム・降雨現象の変化に関して
第10回 都市での環境変化都市における防災対策の立案
第11回 都市における防災対策の立案
第12回 地方都市での環境の変化
第13回 海外からの影響に左右される環境変化の事象
第14回 都市防災と環境に関する総括とまとめ
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
災害、環境変化は日々発生する事例である。新聞、ニュース番組を注視する事が必要である。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
期末試験(到達度確認) | 40 | 学期末試験を実施する。 |
レポート | 20 | 中間レポートの提出を行う。 |
平常点 | 40 | 出席点とする。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
追って指示する。
その他特記事項
環境、防災に関しては、最新のテーマを選択していくこととする。講義期間中に発生した災害に関しても順次解説を行う。