シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ドイツ語(1c)Ⅱ | 2024 | 後期 | 木2 | 総合政策学部 | 岡﨑 佑香 | オカザキ ユカ | 1年次配当 | 1 |
科目ナンバー
PS-GE1-0006
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語/ドイツ語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
ドイツ語(1a)(1b)(1c)では、ドイツ語初級の文法とコミュニケーションを体系的に学びます。(1a)(1b)(1c)の週3回の授業で、文法とコミュニケーションの基礎を学びます。
◎文法授業(週2回)
ドイツ語の初級文法を体系的に学びます。英語とドイツ語は同じゲルマン語派に属する、いわば「親戚」言語ですので、英語の知識があれば、ドイツ語の習得はそれほど困難ではありません。授業では一方的に教員が文法事項を説明するのではなく、簡単な文法問題を解くなどして、ドイツ語文法の基礎知識を習得します。さらにドイツ語検定試験(4級・3級)に向けた練習問題をこなしながら、文法授業で習得した知識の定着をはかります。そして、例年12月に行われるドイツ語検定試験を受験し、4級・3級合格を目指します。
◎コミュニケーション授業(週1回)
ドイツ人教員がドイツ語圏で出版された教科書を使用して、コミュニケーションの授業を行ないます。基本的な文型や語彙、そして場面に合った定型表現を学び、基礎的なコミュニケーション能力を習得します。あわせてパートナー練習なども取り入れ、学習者が基礎表現・語彙を用いてドイツ語で自己表現できることを目指します。
◎ドイツ留学を見据えて
中央大学にはドイツの大学への交換留学制度があります。交換留学制度への応募条件は、ドイツ語検定3級合格と2級受験です(2級は合格でなく受験が最低条件です。)2年次の冬に応募し、3年次の秋からドイツへ留学する学生が多いですが、もちろん3年次の冬に応募、4年次の秋から留学することも可能です。総合政策学部のドイツ語授業では、ドイツ語検定試験対策もふくめて、ドイツ留学を視野に入れた授業を展開しています。
科目目的
1年次(初級)および2年次(中級)のドイツ語授業を通じて、総合政策学部の学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)に掲げられる「高いレベルの外国語運用能力」と「多様な異文化を理解・受容できる包容力」の土台となる語学力の習得を目指します。
具体的には、3年次以降の応用科目(ゼミなど)において、学生が自分の研究テーマを進める上で必要となるドイツ語の文章(新聞・雑誌・論文などの記事)を自分で辞書を使いながら読める程度の読み書き能力、そしてドイツの大学への留学やフィールドワークで必要となる最低限のコミュニケーション能力です。
そのために、1年次のドイツ語授業では日常レベルのドイツ語能力(ドイツ語検定4級・3級程度)の習得を、2年次ではさらにアカデミック・レベルのドイツ語能力(ドイツ語検定3級・2級程度)の習得を目指します。
到達目標
◎文法授業
(1)ドイツ語の基礎文法を習得し、基礎単語600語程度を覚える。
(2)日常レベルの文章を読み書きできる。
◎コミュニケーション授業
(3)日常の身の回りのことがらを基礎的な表現・語彙を用いて表現できる。
◎共通
(4)ドイツ語検定4級・3級に合格できるドイツ語能力を身につける。
授業計画と内容
※以下を予定していますが、履修者の人数と習熟度によって、変更される可能性もあります。
●前期
◎文法授業(週2回)
第01回 スペリングと発音(子音と母音)
第02回 スペリングと発音(子音と母音)/数字の読み方(1〜12)
第03回 スペリングと発音(アクセントと母音の長短)/数字の読み方(13〜100)
第04回 一般動詞とsein動詞(一般動詞の単数人称の変化)
第05回 一般動詞とsein動詞(seinとwerdenの単数人称の変化)
第06回 一般動詞とsein動詞(動詞の定形第2位/否定文と疑問文)
第07回 一般動詞とsein動詞(複数形の変化)
第08回 冠詞と形容詞(定冠詞と不定冠詞)
第09回 冠詞と形容詞(単数人称の所有冠詞と冠詞の4格)
第10回 冠詞と形容詞(複数人称の所有冠詞と冠詞の4格)
第11回 冠詞と形容詞(名詞の性の見分け方)
第12回 冠詞と形容詞(定冠詞類)
第13回 冠詞と形容詞(形容詞の弱変化:定冠詞+形容詞)
第14回 冠詞と形容詞(形容詞の混合変化:不定冠詞+形容詞)
第15回 3格と4格(人称代名詞)
第16回 3格と4格(冠詞・形容詞)
第17回 3格と4格(動詞の目的語の区別)
第18回 複数形(基本形)
第19回 複数形(3格の形)
第20回 複数形(-er変化)
第21回 複数形(男性弱変化名詞)
第22回 不規則動詞(a母音の動詞)
第23回 不規則動詞(i/ie母音の動詞)
第24回 不規則動詞(まとめ)
第25回 動詞の命令法
第26回 助動詞(話法の助動詞の人称変化とワク構造)
第27回 助動詞(話法の助動詞の意味)
第28回 助動詞(使役動詞・知覚動詞)
◎コミュニケーション授業
第01回 Orientierung/Probeunterricht
第02回 Lektion 1: Guten Tag, mein Name ist...“ Begrüßung
第03回 Lektion 1: „Woher kommst du?“ Verbkonjugation und W-Frage
第04回 Lektion 1: Das Alphabet Buchstabieren
第05回 Lektion 2: „Wie geht’s?“|„Meine Familie“ Possessivartikel
第06回 Lektion 2: „Meine Familie“ Possesivartikel
第07回 Lektion 2: Zahlen von 1-20
第08回 Lektion 3: „Das ist kein Ei“ Negativartikel und indefiniter Artikel
第09回 Lektion 3: „Haben wir Äpfel?“ Plural und Ja-/Nein-Frage
第10回 Lektion 3: Zahlen von 21-100
第11回 Lektion 4: „Das Bad ist dort“ definiter Artikel
第12回 Lektion 4: „Sie ist nicht schön“ Personalpronomen und Negation mit nicht
第13回 Lektion 4: „Das gefällt mir.“ Gefallen/ Missfallen ausdrücken
第14回 Wiederholung/Projektunterricht
●後期
◎文法授業(週2回)
第01回 冠詞・形容詞の復習(単数の格変化)
第02回 冠詞・形容詞の復習(複数の格変化)
第03回 前置詞(3格支配の前置詞)
第04回 前置詞(4格支配の前置詞)
第05回 前置詞(3・4格支配の前置詞の基本)
第06回 前置詞(3・4格支配の前置詞の応用)
第07回 前置詞(前置詞の融合形・場所と時間の表現)
第08回 前置詞(2格支配の前置詞)
第09回 再帰動詞(人称代名詞と再帰代名詞)
第10回 再帰動詞(3格の再帰代名詞と慣用表現)
第11回 分離動詞(前綴りの区別)
第12回 分離動詞(前綴りと前置詞)
第13回 不定詞(形式主語esと慣用表現)
第14回 不定詞(助動詞・分離動詞の不定詞)
第15回 動詞の時制と態(規則動詞の三基本形と過去形)
第16回 動詞の時制と態(不規則動詞の三基本形と過去形)
第17回 動詞の時制と態(完了の現在形と過去形)
第18回 動詞の時制と態(移動・変化の完了形)
第19回 動詞の時制と態(助動詞・分離動詞の完了形)
第20回 ドイツ語検定4級の問題にチャレンジ
第21回 動詞の時制と態(受動の現在形と過去形)
第22回 動詞の時制と態(状態受動)
第23回 形容詞(弱変化:定冠詞+形容詞)
第24回 形容詞(混合変化:不定冠詞+形容詞)
第25回 形容詞(強変化:冠詞なし+形容詞)
第26回 形容詞(比較の形容詞変化)
第27回 形容詞(比較級・最上級の表現)
第28回 形容詞(形容詞の名詞化と分詞)
◎コミュニケーション授業
第01回 Lektion 4: „Meine Wohnung.“ Wohnung beschreiben
第02回 Lektion 5: „Ich räume auf“ trennbare Verben
第03回 Lektion 5: „Wie spät ist es?“ Uhrzeit
第04回 Lektion 5: „Am Nachmittag“ Temporale Präpositionen
第05回 Lektion 6: „Es regnet“ Wetter
第07回 Lektion 6: „Ja, nein, doch
第08回 Lektion 6: Freizeit und Hobbys
第09回 Exkurs: Hörverständnisübungen
第10回 Lektion 7 Modalverben können, wollen
第11回 Lektion 7 Perfekt mit haben
第12回 Lektion 7 Perfekt mit sein
第13回 Wiederholung
第14回 Projektunterricht
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
◎文法授業
宿題と小テストをこなすのに毎回30分から1時間程度の家庭学習が必要となります。
◎コミュニケーション
授業に積極的に参加できるよう、30分から1時間程度をかけて予習と復習を行ってください。教員から指示された宿題は必ず家でやってきてください。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり1時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
期末試験(到達度確認) | 30 | 口頭試験を行います。学生のドイツ語による発表と質問への受け答えを評価対象とします。 |
平常点 | 70 | 積極的な授業参加、小テストと課題の出来を評価対象とします。 |
成績評価の方法・基準(備考)
※上記はコミュニケーション授業の例です。
◎文法授業
・中間試験(後期は夏休み明けテストも加える)(40%)、期末試験(40%)、平常点(20%)で評価します。
・期末試験の得点が60点に満たない場合には、中間試験・平常点その他の点数にかかわらず、不可とします。(期末試験の得点は、全体の平均点によって得点調整する場合もあります。)
◎コミュニケーション授業
・前期・後期ともに期末テスト(30点)、平常点(70%)で評価します。
・期末試験の得点が60点に満たない場合には、平常点その他の点数にかかわらず、不可とします。(期末試験の得点は、全体の平均点によって得点調整する場合もあります。)
◎共通
・ドイツ語(1a)(1b)(1c)のいずれについても、各学期、正当な理由のない欠席は3回まで認めます。3.5回休んだ時点で成績評価の対象から外れます。遅刻は15分以上で0.5回の欠席としてカウントします。
・欠席・遅刻について正当な理由がある場合(病気・忌引・交通機関の遅延など)については、証明書の提出に基づいて、担当教員が配慮の有無を判断します。授業外の活動(サークル、部活など)による欠席・遅刻はとくに配慮しません。
・当たり前ですが、授業中のスマートフォンやPCの使用(教員の指示がある場合は除く)、居眠り、おしゃべりは禁止します。教員が注意しても繰り返される場合には、授業に参加していない(欠席)と見なす場合もあります。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
担当教員が授業中に指示する。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
※テキストはすべて大学生協で購入できます。教科書は一般書店では扱っていませんので注意してください。
◎文法授業
【問題集】在間進・亀ヶ谷昌秀『独検合格4週間neu(ノイ)4級』郁文堂、2022年。
【辞書】在間進(編)『アクセス独和辞典』三修社、第4版、2021年。(辞書は最初から用意しなくとも構いません。 )
◎コミュニケーション授業
【教科書】Schritte International neu1 (A1.1.), Hueber Verlag.
その他特記事項
感染症の拡大などにより、シラバスに予定された内容が変更される場合もあります。また、授業や試験に関する連絡はmanabaのコースから行いますので、必ずリマインダーが受信できるよう設定しておいてください。(リマインダとは、manabaのコース上に連絡があると、学生の大学メールアドレスへ自動的に通知がされる機能です。)