シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
導入演習 A | 2024 | 春学期 | 火1 | 法学部 | 遠藤 雅裕 | エンドウ マサヒロ | 1年次のみ | 2 |
科目ナンバー
JU-AD1-001S
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
言語技術(読み・書き・話すための基礎的なスキル)の概要を学び、それを文献講読や発表・レポートなどに応用する。具体的には、毎回の授業を[A]と[B]の二部構成とし、[A] 下記テキスト(a)を使用し、効果的な話し方・書き方・批評等を訓練する(テキストは必ず購入すること)。[B] 下記テキスト(b)の各章を、グループ単位で検討し発表する。さらに、それぞれの発表について全体で討論を行なう。
※テキスト(a)(b)は「テキスト・参考文献等」欄を参照してください。
科目目的
言語技術を、文献の講読・発表やレポート執筆等実践を通して、発表の仕方や論文の書き方の基礎を訓練することが本演習の目的である。
到達目標
テキスト(a)の課題で言語技術の基礎をまなび、テキスト(b)でそれを実践することで、対象となる問題の内容を理解し、批判的に検討し、他の履修者と議論しながら、自分のことばで表現したり、プレゼンテーションをおこなう力を伸ばすことを目標にする。
授業計画と内容
(1) オリエンテーション:自己紹介・スケジュールの説明、グループ分けとテキスト(b)の割当てなど。(学生間の交流を促す等、大学生活に慣れる工夫をする。)
(2) [A]基礎的言語技術の訓練(前半40分)と[B]言語と法についてテキストの講読(後半40分)を行なう。[A]Iグローバル社会に生きるために不可欠な「言語技術」、[B]第1章 法律のことば。
(3) [A] IIスキルトレーニング(対話)、[B]第2章 日本国憲法のことば。
(4) 図書館情報検索講座で文献検索の仕方を学ぶ。
(5) [A] IIスキルトレーニング(物語・要約)、[B]第3章 裁判のことば。
(6) [A] IIスキルトレーニング(説明・報告)、[B]第4章 裁判員裁判のことば。
(7) [A] IIスキルトレーニング(説明・報告の課題)、[B]第5章 司法通訳
(8) [A] IIIクリティカルリーディング(絵の分析解説)、 [B]第6章 ことばの犯罪(1)
(9) [A] IIIクリティカルリーディング(絵の分析の課題)、 [B]第8章 ことばの証拠(1)
(10)[A] IIIクリティカルリーディング(テクストの分析)、[B]第9章 ことばの証拠(2)
(11)[A] IIIクリティカルリーディング(テクストの分析の課題)、[B]第10章 ことばの誤解
(12)[A] IV作文技術(基本技術)、(テクストの分析の課題)、[B]第11章 ことばが記憶を変える
(13)[A] IV作文技術(パラグラフ)、[B]第12章 言語権・言語法と言語政策
(14)総括。学んだことについて3分間スピーチを行なう。
※ 上記スケジュールについては、履修者との話し合い等により適宜調整をおこなう予定です。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
使用テキスト(a)(b)は、各授業で学習する範囲をかならず予習してください。
発表の準備をする場合は、テキスト内容だけでなく、関連情報も参照して考察してください。
課題がある場合は、期限までに提出してください。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
レポート | 50 | 提出された課題の内容。 |
平常点 | 50 | プレゼンテーションの内容、積極発言や課題の提出状況など。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキストは以下の2点を使用します。
(a) 三森ゆりか(2013)『大学生・社会人のための言語技術トレーニング』大修館書店(¥2,420税込み)
ISBN 4469213438
(b) 橋内武・堀田秀吾編著(2024)『法と言語―法言語学へのいざない 改訂版』くろしお出版(¥2,970税込み)
ISBN:978-4-87424-953-6 C1030
※ 改訂版でない旧版を購入しないように気をつけてください。
(以下出版社HPです)
https://www.9640.jp/book_view/?953