シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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欧米史Ⅰ | 2024 | 前期 | 水4 | 経済学部 | 深川 美奈 | フカガワ ミナ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
EC-IF1-151X
履修条件・関連科目等
特になし
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
<学位授与方針と当該授業科目の関連>
この科目は、現実把握力(経済学の専門知識及び社会・人文・自然科学の知識教養に裏付けられた広い視野に立った柔軟な知性に基づき、現実の経済現象を的確に把握することができる)の修得に関わる科目です。
<概要>
21世紀に入り、世界は平和を模索しているが、現実には日々多種多様な問題が発生している。昔であれば、すぐに国交断絶から戦争に結びつくような争いごとも多い。何度戦争を経験しても我々は「過去」から学んでいるとは言えないし、危機に対して鈍感になってしまっているようである。現代に生き未来を担う我々は、「過去」の歴史を学ぶことにより、国際社会が直面している問題を認知し、考察していくべきであろう。
本講義では、東西ドイツの分断からドイツ統一までのドイツ・ドイツ問題を中心に論じる。その途上で起こったソヴィエト連邦の方向転換と東欧諸国に民主化、その帰結としてのドイツ統一過程を入念に考察したい。なかなか学ぶ機会のない東ドイツ社会の内実についても紹介する。 その際に、ドキュメンタリーや史実を元にした映画等の視聴覚教材を積極的に使用する。
科目目的
過去の歴史を学ぶことから、現在の混乱を極める国際情勢を正確に捉えて分析する力をつけること。
到達目標
時事問題に関心を持ち、他国で起きている問題も身近なこととして考えることができるようになること。
授業計画と内容
1 講義概要説明と視聴覚教材鑑賞
2 「戦争の記憶」とどう向き合うか
3 戦争犯罪人の処罰
4 「平和に対する罪」と「人道に対する罪」
5 ニュルンベルク裁判 と東京裁判
6 ナチス・ドイツに抵抗した人々
7 「普通の人々」とナチズム
8 東西ドイツにおける歴史認識
9 元ナチの復権
10 日本における「戦争の記憶」と歴史認識
11 ナチス追及と時効論争
12 戦後補償問題
13 「追悼」の仕方
14 近隣諸国との和解
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業中に指示した参考文献(文学作品等を含む)を読んだり、映画や芸術作品を自発的に鑑賞し、講義で対象とした時代の雰囲気を理解するように努めて欲しい。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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中間試験 | 20 | レポートを中間試験とみなす。インターネット情報や参考文献のの丸写しやコピー&ペーストが判明した場合は、レポート未提出とすることがある。 |
期末試験(到達度確認) | 70 | 論述問題を1問か2問。インターネット情報や参考文献のの丸写しやコピー&ペーストが判明した場合は、かなり減点するか未解答とすることがある。 |
その他 | 10 | リアクションペーパーの提出状況及び内容。 |
成績評価の方法・基準(備考)
授業期間中のレポート(20点/100点)、期末試験(70点/100点)、視聴覚教材鑑賞時のリアクションペーパー等(平常点/ボーダー上の評価の際の参考点)、リアクションペーパーの提出状況及び内容(10点/100点)により、総合的に判断する。詳細については、開講時に説明する。
レポート提出、小テストを課さないこともある。その場合、期末試験の結果が評価対象となる。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
特に定めない。基本文献リストは、開講時に配布する予定。
随時レジュメを配布し、参考文献等も指示する。
その他特記事項
特になし
参考URL
特になし