シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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専門演習A2/専門演習B2 | 2024 | 秋学期 | 木3 | 法学部 | 西村 清貴 | ニシムラ キヨタカ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JU-OL3-016S
履修条件・関連科目等
法思想史、法哲学、西洋法制史を受講していること、または並行的に受講することが望ましい(必須ではない)
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
本演習は、法思想史を主たる対象とする演習であり、法思想史、法哲学に関連した、やや歯ごたえのある文献の購読と並行して、各受講者には演習論文を執筆してもらう。
演習論文の執筆は必須ではない(執筆しなかったとしても、それを理由に成績評価を下げることはしない)が、特に四年生には積極的に執筆してもらいたい。三年生の演習論文執筆も歓迎する。
なお、本年度は、現代英米法哲学の古典であるH・L・A・ハートに関する文献を対象とする
科目目的
指定したテキストや参考文献の読解を通じて、基礎的な法的知識を身につけるとともに、レジュメ、演習論文執筆を通じて、問題解決能力や批判的・創造的態度を獲得することを目的とする
到達目標
本演習は、おおむね、二つの目標を持つ。
(1)法思想史、法哲学に関するやや歯ごたえのある文献に関する購読を通じて、テキストを正確にかつ批判的に理解する能力を身につける。
(2)演習論文を執筆することを通じて、参考文献の収集方法、論文の組み立て方を学び、既存の研究を踏まえた上で自分独自の見解を述べる能力を身につける。
授業計画と内容
1 今後のスケジュールの確認
2 テキスト報告第1回:第7章 形式主義とルール懐疑主義
3 テキスト報告第2回:第8章 正義と道徳
4 テキスト報告第3回:第9章 法と道徳
5 テキスト報告第4回:第10章 国際法
6 テキスト報告第5回:後記
7 テキスト報告第6回:解説
8演習論文報告第1回:演習論文の草稿を共有の上、報告、質疑応答を行う(学生A)
9 演習論文報告第2回:演習論文の草稿を共有の上、報告、質疑応答を行う(学生B)
10 演習論文報告第3回:演習論文の草稿を共有の上、報告、質疑応答を行う(学生C)
11 演習論文報告第4回:演習論文の草稿を共有の上、報告、質疑応答を行う(学生D)
12 演習論文報告第5回:演習論文の草稿を共有の上、報告、質疑応答を行う(学生E)
13 演習論文報告第6回:演習論文の草稿を共有の上、報告、質疑応答を行う(学生F)
14 演習論文報告第7回:演習論文の草稿を共有の上、報告、質疑応答を行う(学生G)
※受講者数等により、スケジュールの変更があり得る
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
テキストや参考文献の読み込み、レジュメ作成や演習論文執筆
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 20 | ゼミにおける議論への主体的参加の態度 |
その他 | 80 | 課題への対応(報告の完成度や演習論文) |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト
H.L.A. ハート『法の概念 第3版』 (ちくま学芸文庫、2014年)
ISBN-13 : 978-4480096487
参考文献
中山竜一『二十世紀の法思想』(岩波書店、2000年)
その他特記事項
■授業の工夫■
本演習では、文献を正確に読む力を身につけるための文献購読と、演習論文の執筆を行う。
演習論文については、現段階では、春学期に構想報告をしてもらい、秋学期にある程度まとまった形での報告をしてもらうことを予定している。
論文執筆については、大変なこともあるだろうが、やはり学問の醍醐味は論文を執筆することにある。
これまでの大学生活の総仕上げとして、是非積極的に挑戦してもらいたい。