科目ナンバー

JU-ME3-004L

履修条件・関連科目等

新聞やテレビを中心とするメディアの役割や特徴について知り、「これから」について一緒に考えてくれる人、併せて文章表現の力を向上させようとする人を歓迎する。

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語（その他の言語）

授業の概要

新聞やテレビはオワコンなのか、そうでないのか。新聞とテレビの違いはどんなところなのか。SNSは有益なのか、害悪なのか。インターネットは社会をどう変えたのか。これらを含めたメディアの特徴と、社会で果たしている役割、あるべき姿を考える。同時にいくつかのテーマについて作文を書いてもらい、文章で人に伝えるために必要なことを考える。

科目目的

・新聞、テレビ、インターネットの現状と特徴について理解する。
・報道を読み解くための力を養う。
・文章表現力を高める。

到達目標

世の中に出回っている情報の中からノイズを捨て、自分にとって必要・有益なものをくみ取ることのできる能力を身につける。文章を使ってコミュニケーションをする能力を少しでも高める。

授業計画と内容

受講生の関心度により変更もありうる。
◇第１回　授業概要の説明
◇第２回　新聞とテレビ・ラジオはオワコンなのか
◇第３回　ニュースはどうやって取材するのか
◇第４回　テレビと新聞（１）同じところと違うところ
◇第５回　テレビと新聞（２）報道の自由と規制。大切なのは中立なのか
◇第６回　戦争を伝えることはなぜ困難か
◇第７回　「8月ジャーナリズム」は必要か
◇第８回　ジャーナリズムの倫理と情報源
◇第９回　実名報道の意義と限界
◇第１０回　情報のゲートキーパーとしてのマスメディア
◇第１１回　インターネットの特徴とメディアとしての可能性・限界
◇第１２回　情報公開と公文書管理～政府や自治体の記録は誰のためのものか
◇第１３回　総括　何のための表現か？何のためのリテラシーか？何のためのメディアか？
◇第１４回　質疑　討論

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと

授業時間外の学修の内容（その他の内容等）

授業時間外の学修に必要な時間数／週

・毎週１回の授業が半期（前期または後期）または通年で完結するもの。１週間あたり４時間の学修を基本とします。
・毎週２回の授業が半期（前期または後期）で完結するもの。１週間あたり８時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

成績評価の方法・基準（備考）

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける

課題や試験のフィードバック方法（その他の内容等）

アクティブ・ラーニングの実施内容

実施しない

アクティブ・ラーニングの実施内容（その他の内容等）

授業におけるICTの活用方法

実施しない

授業におけるICTの活用方法（その他の内容等）

実務経験のある教員による授業

はい

【実務経験有の場合】実務経験の内容

毎日新聞記者（１９９１年～）

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

記者活動の経験を生かして、メディアと社会、文章表現について指導する。

テキスト・参考文献等

【テキスト】
授業ごとにmanabaに提示する。
【参考文献】
鶴見俊輔『北米体験再考』岩波新書、1971年、ISBN：9784004150992
原寿雄『ジャーナリズムの可能性』岩波新書、2009年、ISBN：9784004311706
澤康臣『事実はどこにあるのか』幻冬舎新書、2023年、ISBN：9784344986833
稲増一憲『マスメディアとは何か』中公新書、2022年、ISBN：978412027061
ＮＨＫ取材班『ＡＩvs.民主主義』NHK出版新書、2020年： ISBN：9784140886144
瀬畑源『公文書をつかう』青弓社、2011年： ISBN：9784787233325
新藤宗幸『官僚制と公文書』ちくま新書、2019年、 ISBN： 9784480072238
ほんとうの裁判公開プロジェクト『記者のための裁判記録閲覧ハンドブック』新聞通信調査会、 ISBN： 9784907087258
近藤康太郎『三行で撃つ』CCCメディアハウス、2020年、ISBN：9784484202297

その他特記事項

参考URL