学部・研究科 | 文学部 |
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授業科目名 | プログラミング(3) |
学期名称 | 前期 |
配当年次 | 1年次配当 |
単位数 | 2単位 |
授業担当教員 | 赤沢 年一 |
教員カナ氏名 | アカザワ トシカズ |
履修条件 | 1. パソコンの基本的な操作(ファイル操作など)ができ、関連する基本用語(OS、ドラッグ、フォルダ、ブラウザなど)を理解している必要があります。 2. キーボード入力は、ブラインドタッチをマスターすること(※)。 3. 「プログラミング(1)」で学ぶ、条件分岐と繰り返し処理を理解していること。(プログラミング(1)を履修していれば、プログラミング(1)の方で先に学べるように進めます) ※ブラインドタッチについて 学習方法に関する資料をPDFで配布します。(ブラインドタッチができない人は)必ず1週間程度練習してください。プログラムの入力をたどたどしいキーボード操作で行っていると学習効率が低いままとなりますので、ブラインドタッチは4月中にマスターしなくてはなりません。 「プログラミング (1)」の初回の授業では、学習方法の解説と実習もしますので、可能な人はそちらにも出席してください。 |
科目の目的・到達目標 | 本科目を通し、学生は次の2点ができるようになることを目標とします。 (1) JavaScriptのプログラム開発を行うためのツール(テキストエディタとGoogle Chromeディベロッパーツール)の使い方をマスターすること。 (2) JavaScriptの文法のうち学習範囲のものをマスターし、課題が与えられたときに自力でwebで動作するプログラムを作成できること(テキスト類は参照してもよい)。 ※上記スキルは、後期の「プログラミング(4)」でスマートフォン用アプリを開発するために必須です。 |
授業の概要 | プログラミング言語である「JavaScript」の文法を学びます。後期の「プログラミング(4)」でスマートフォンアプリを開発するための基礎となります。 [背景] 日頃私たちが利用しているwebのサービスでは、サーバ側のプログラムと端末(PC、タブレット、スマートフォン)側のプログラムとが協調してサービスを提供しています。JavaScriptは、端末側のweb画面を制御するために使われており、webと切っても切れない関係です。webの開発に何らかの形で関わることになった場合、JavaScriptの知識や技術は必須です。 [授業方法] 学生による予習、講師による説明、プログラミング作成実習を混ぜて行う予定です。 実習では、サンプルプログラムをキーボードを使って入力し、プログラムの動作を確認してもらいます。この作業を通して、プログラムがweb画面を制御するからくりを理解してもらいます。 [その他] webでは、JavaScriptを使う際に、HTMLとスタイルシート(CSS)に関する知識が必須です。このため、最初の3回程度はHTMLとCSSの学習に充てます。 |
授業計画 | ※以下のスケジュールは目安であり、多少前後することがあります。 1. Web技術とJavaScript 2. HTML 3. CSS(スタイルシート) 4. 基本文法:プログラムの書き方、ディベロッパーツール、変数、データ型、演算子 5. 基本文法:配列と連想配列 6. 制御構文:if文、switch文 7. 制御構文:while文、for文、breakとcontinue 8. 関数:自作関数 9. 関数:組み込み関数 10. 関数:変数のスコープ、無名関数、即時関数 11. 復習問題 12. ES6に則ったプログラムの書き方 13. オブジェクト:基礎 14. オブジェクト:組み込みオブジェクト、正規表現 ※講師と授業の関係 ・講師は東京都神経科学総合研究所(府中市, 1995-2011)で脳による運動制御の研究に携わった後、研究所のサーバやネットワーク運用を担当しました。後者では、研究所のwebサイトを構築する業務も行いました。(同研究所は2011年に閉鎖。他の研究所と合併し移転) ※講師の勤務先 ・あかざわ工房合同会社(IT企業)の代表社員(俗に言うと社長)・・・プログラミングにはPHP、JavaScript、VBAを使っています。今後 Python の利用も考えています。 |
評価方法 | 1. 平常点 ・適当な区切りごとに課題を出します。その解答内容を評価して平常点とします。 2. 期末評価点 ・期末には(試験ではなく)レポート課題を出し、レポート課題を評価し、期末評価点とします。 3. 最終の成績評価 ・平常点と期末評価点の合計点で評価します。ただし、平常点と期末評価点の比率は、概ね50:50とします。(40:60 〜 60:40の間で変動することがあります) ※他人のプログラムをコピー&ペーストして提出したことが強く疑われる課題やレポートは0点とします。更に、そのようなコピー元となった学生も同様の措置を取らざるを得ませんので、そのような不正に荷担しないこと。 ※課題の提出と採点は、manabaで行います(学生側から点数がわかります)。 |
テキスト・参考文献等 | テキスト:生形可奈子著「スラスラわかるJavaScript」翔泳社(2013) この他に講師作成の資料(PDF)を配付します。 ・この資料を講義受講者以外の者に配布しないこと。 ・この資料を学習以外の目的で利用しないこと。 |
授業外の学習活動 | 授業前に、テキストや他の資料で予習するよう要請することがあります。予習に必要な時間数は約1時間の見込みです。 実習時間中でやり終えることができなかったサンプルプログラムは、全て試し、正しく動作するまで作り上げてください。また、授業の後は、テキストを読んだり、配布する資料(PDF)を見て復習してください。 |