学部・研究科 | 文学部 |
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授業科目名 | 社会情報学演習(5)(10) |
学期名称 | 通年 |
配当年次 | 3年次配当 |
単位数 | 4単位 |
授業担当教員 | 浅岡 隆裕 |
教員カナ氏名 | アサオカ タカヒロ |
履修条件 | |
科目の目的・到達目標 | メディア文化分析の技法の習得を目標とする。メディアやコミュニケーションが介在することで生起する様々な現象を,自らの視点によって分析し,その社会的メカニズムを説明することの面白さ・奥深さを経験してもらう。 |
授業の概要 | 現代文化は,かなりの部分「メディア文化」と不可分な関係にあると言えよう。"メディア化された日常生活を読み解く"という大枠のもと,既存知見(理論・データ)を整理し,そこから研究課題として検証すべきトピックを抽出する。様々な文献資料・データ・事例に接し,問題設定の仕方やそれをどのように展開し,解明していくのか。そしてグループ単位での共同研究を通じて,論文作成に向けた一連の作法の習得を目指す。 |
授業計画 | 最初に教員から議論の枠組みになるような文献を紹介し,それを講読する中で基礎的な知識を習得し,討論を通じて問題意識を絞り込み,次の研究ステップへと進んでいく。 後期では,前期に検討・決定したクラス統一のテーマについて,グループ発表を行い,当該社会現象についての知見を発表し,討議を通じて,内容理解を深めていく。 1. 年間の進め方のオリエンテーション 2. 文献講読① 全体の解題 3. 文献講読② 対象の捉え方 4. 文献講読③ 現状の認識論 5. 文献講読④ 方法論をめぐって 6. 文献講読⑤ 研究方法論の選択 7. 文献講読⑥ 社会事象のあらまし 8. 文献講読⑦ 社会事象へのアプローチの仕方 9. 後期ゼミ統一テーマの個人プレゼンテーション 10. 文献講読⑧ 分析の手順と方法論 11. 文献講読⑨ 知見の取り出し方 12. 卒業論文構想発表 13. 後期ゼミ統一テーマの班別テーマプレゼンテーション 14. 前期の総括・まとめ 15. 後期の進め方のオリエンテーション 16. ゼミ統一テーマの班別テーマプレゼンテーション 17. グループ別発表① 研究の概略 18. グループ別発表② 当該現象の現況 19. グループ別発表③ 問題意識 20. グループ別発表④ 文献レビューでわかったこと 21. グループ別発表⑤ 過去知見のまとめ 22. グループ別発表⑥ 調査研究方法 23. 卒業論文中間発表 24. グループ別発表⑦ 調査結果の詳細 25. グループ別発表⑧ 分析してわかったこと 26. グループ別発表⑨ 設定した問題への回答 27. グループ別発表⑩ 今後への課題 28. ゼミ統一テーマ知見への総括的討議 |
評価方法 | 平常点70%とレポート30%で評価。発表の取り組み姿勢や討議での活発さを重視する。基準は公表しないが一定程度欠席をすれば単位認定はできないので留意されたい。 なお、4年生以上で履修する社会情報学演習(10)は卒業論文あるいは卒業研究論文の合格をもって単位が与えられる。 |
テキスト・参考文献等 | 講読するテキストについては初回授業で指示する。 初回から数回は配布するプリントで行う。 参考文献・資料についても,必要に応じてその都度,紹介・提示する。 |
授業外の学習活動 | 演習の時間は,発表とそれに基づくディスカッションが中心となる。事前にテキスト内容を精読し,わからないことや関連する用語や事例は十分に時間をかけて調べ,演習に臨んでほしい。 また演習終了後にも議論を振り返り,他の事例についてあてはまるものはないかなど考えを深める。授業外に年間120時間以上の学修を行うこと。 |