学部・研究科 | 文学部 |
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授業科目名 | 英文基礎演習(1)B(イギリス1組) |
学期名称 | 後期 |
配当年次 | 1年次配当 |
単位数 | 2単位 |
授業担当教員 | 兼武 道子 |
教員カナ氏名 | カネタケ ミチコ |
履修条件 | |
科目の目的・到達目標 | 前半(丹治):文学作品を読むさいに考慮すべきいくつかのポイント(語り手、文体、プロット、背景)について基礎的な知識を身に着け、英語読解力、論理的思考力、および想像力の三者を連動させた作品解釈の方法を学びます。 後半(兼武):詩の凝縮された表現に込められた、詩人の心の動きや世界観などを読み取ることができるようになりましょう。ディスカッションとその後の発表では、自分の解釈を整理して論理的に相手に伝えられるようになることを目指します。 |
授業の概要 | <イギリス文学1組> 英文基礎演習(1)の後期授業は、イギリス文学・アメリカ文学・英語学の三つの分野それぞれについて、二つずつクラスを開講します(合計6クラス)。ひとつの分野につきふたりの教員が担当し、前半(7週間)と後半(7週間)で交代します。 イギリス文学1組のクラスでは、次のように授業をおこないます。 前半(丹治):嘘や秘密がもたらす人生の「こみいった状況」(a tangled web)を主題にした20世紀イギリスおよびアイルランドの短編小説を読みます。 後半(兼武):イギリスの詩を、現代の作品から古い時代の作品へと時代を遡って読んでゆきます。グループでディスカッションをし、授業の最後に小さな発表をしてもらう予定です。 なお、イギリス文学2組のクラスでは、前半と後半が逆転します。 |
授業計画 | 前半(丹治) 第1回 イントロダクション、Clare Boylan, ‘Edna, Back from America’ 102-105 第2回 Clare Boylan, ‘Edna, Back from America’ 106-109 第3回 Oscar Wilde, ‘The Model Millionaire’ 120-125 第4回 Oscar Wilde, ‘The Model Millionaire’ 126-129 第5回 Joanna Trollope, ‘The Hero’ 132-139 第6回 まとめ 第7回 英語プレイスメントテスト ACE-α試験 後半(兼武) 第8回 Wendy Cope: ときめきの詩 第9回 Carol Ann Duffy: シュールな詩 第10回 Ted Hughes:野生の詩 第11回 William Blake: 社会に向けた詩 第12回 William Shakespeare: 愛の詩(彼へ) 第13回 William Shakespeare: 愛の詩(彼女へ) 第14回 まとめ |
評価方法 | 前半と後半の成績を以下のような基準で出し、前半(45%)+後半(45%)+ACEα試験結果(10%)の割合で合計して成績を評価します。 前半(丹治):平常点30%、試験成績70%。 後半(兼武):平常点30%、試験成績70%。 ただし、前半もしくは後半で4 回以上の欠席者と前後半合計で5 回以上の欠席者については、 不合格とします。 |
テキスト・参考文献等 | 前半(丹治):manabaにアップロードするので、各自でプリントアウトすること。 <参考文献> Lindop, Christine, and Alison Sykes-McNulty, editors. A Tangled Web: Short Stories. Oxford UP, 2005. 後半(兼武):プリントを使用します。 |
授業外の学習活動 | 前半(丹治):シラバスで指定されている範囲を辞書を引きながら、読んできて下さい。 後半(兼武):毎回、詩のテキストと読解の手がかりとなる質問を渡しますので、次の週までに詩を読み、質問に対する答えを準備してきてください。 |