学部・研究科 | 文学部 |
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授業科目名 | 中国語(2) |
学期名称 | 通年 |
配当年次 | 1年次配当 |
単位数 | 2単位 |
授業担当教員 | 川野 明正 |
教員カナ氏名 | カワノ アキマサ |
履修条件 | |
科目の目的・到達目標 | この授業は、一年次に履修する初級中国語の授業です。学生が「読む、書く、話す、聴く」の四技能を伸ばすための初歩的なトレーニングを通して、以下の目標を達成することを目指します。 1.中国語の発音をしっかり身につける。 2.「ピンイン」表記のルールを覚える。 3.「簡体字」を正しく書けるようにする。 4.中国語語法の基礎的な知識を習得する。 5.簡単な口語表現を聞き取ったり、話したりする力をつける。 6.簡単な文章を読んで理解すると同時に、自分で作文する力をつける。 |
授業の概要 | 中国語(1)と(2)を担当する二人の教員が、一冊のテキストを使って、週二回の授業をリレー式で進めます。語法の説明、音読、訳読、口頭練習およびテキストのドリルが柱になりますが、そのほか聞き取りや「ピンイン」の書き取りなどの練習を加えます。履修者の一人一人が、耳、口、手を使って反復練習する時間を可能なかぎり多く取ります。 |
授業計画 | 前期 第1週 発音1:発音学習の前に、声調、単母音、複母音 第2週 発音2:子音、無気音と有気音、そり舌音、三つのi 第3週 発音3:鼻音を伴う母音、eの発音、数字の発音を覚えよう 第4週 発音4:軽声、声調の変化(1)、声調の組み合わせ、声調の変化(2)、声調の変化(3)、r化 第5週 発音のまとめ 第6週 第1課:我是日本人。:人称代名詞、判断を表す"是"、名前の尋ね方と答え方 第7週 第2課:你学什么?:動詞述語文、疑問詞疑問文"什么""哪儿""谁"、副詞"也"、省略疑問文の"呢" 第8週 第3課:这是什么?:指示詞(1)、助詞"~的"、副詞"都"、文末の語気助詞"吧" 第9週 第4課:我有妹妹。:数字の言い方(1)、所有を表す"有"と"没有"、形容詞述語文、年齢の言い方・尋ね方 第10週 第5課:多少钱?:量詞・ものの数え方、"几"と"多少"、比較の表現"比"、値段の尋ね方 第11週 第6課:我请客。:年月日・曜日の言い方、時刻の言い方、助動詞(1)"想"、連動文 第12週 第7課:洗手间在哪儿?:存在の表現"有"と"在"、前置詞(1)"在"、反復疑問文 第13週 総復習I 第14週 総括・まとめ 後期 第1週 前期の復習:発音の確認 第2週 前期の復習:単語と文法の確認 第3週 第8課:你昨天做什么了?:完了を表す"了"、変化・到達を表す"了"、前置詞(2)"跟"、助動詞(2)"要" 第4週 第9課:你在看什么?:助動詞(3)"会""能""可以"、二つの目的語をとる動詞、動作の進行を表す"在"、動詞"喜欢" 第5週 第10課:离这儿远吗?:時間の長さを表す言葉、前置詞(3)"从""到""离""往"、2つの"怎么" 第6週 第11課:咱们交个朋友吧。:様態補語、経験を表す"过"、動作の回数を表す言葉、前置詞(4)"对""给" 第7週 第12課:去爬长城吧。:動詞の重ね型、選択疑問文"还是"、持続を表す"着"、疑問sと疑問文のまとめ 第8週 第13課:我也可以去吗?:結果補語、受身の表現"被"、助動詞(4)"得""应该" 第9週 第14課:我给你们照相。:主述述語文、方向補語、"把"構文、"要~了" 第10週 第15課:你哪儿不舒服?:"是~的"構文、"有点儿"と"一点儿"、禁止の表現"別""不要"、使役の表現"让" 第11週 第16課:我们真有缘分!:前置詞のまとめ、助動詞のまとめ、補語のまとめ、否定の"不"と"没" 第12週 総復習II 第13週 聴き取り練習 第14週 総括・まとめ ※上記のスケジュールは、おおよその目安です。また、まとめや小テスト等は、担当教員が、履修者の理解度・習得度等に基づいて適宜判断して実施します。 |
評価方法 | (1)と(2)それぞれの担当教員が別々に試験を実施し、成績評価をします。 前期末・後期末の試験の他、小テスト、および授業時の取り組みの状況などに基づく平常点により、総合的に評価します。成績評価における割合は期末の試験40%、小テスト20%、平常点40%を目安とします。 |
テキスト・参考文献等 | <テキスト> 早稲田大学理工学術院中国語部会編『シンプルチャイニーズ 北京文法篇』(朝日出版社) <参考文献としての推奨辞書>(書名五十音順) 相原茂編集『講談社中日辞典 第三版』(講談社) 北京・商務印書館、小学館共同編集『中日辞典 第3版』(小学館) 相原茂、荒川清秀、大川完三郎主編『東方中国語辞典』(東方書店) ※スマートフォンなどの通信端末機器を辞書代わりに使うことを禁止します。 |
授業外の学習活動 | 予習として、テキストに出て来る中国語について発音を確認するとともに日本語訳を考えておくこと、練習問題を解いておくことなどが必要です。また、授業で学んだ内容をその日の内に復習して忘れないようにすることが必要です。1回の授業につき予習・復習の合計で1時間程度を目安とします。担当教員の指示にしたがって予習・復習をしっかり行い、授業時間外の学習に十分な時間を割くようにしてください。 |