学部・研究科 | 総合政策学部 |
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授業科目名 | 事例研究(演習)Ⅰ |
学期名称 | 前期 |
配当年次 | 3年次配当 |
単位数 | 2単位 |
授業担当教員 | 伊賀上 菜穂 |
教員カナ氏名 | イガウエ ナホ |
履修条件 | 「民族と文化」「ロシアの社会と文化」を履修していること。 ロシア語の能力は必須ではありませんが、ロシア語の知識を持つかその習得を考えている方を優先して、授業内容を決定します。 なお、2年次の専門演習を履修していなくとも3年次から事例研究を履修することは可能です。 |
科目の目的・到達目標 | ロシアおよび旧ソ連の社会と文化について基本的な知識を身につけるとともに、対象地域に関わ る諸問題に気づき、分析していく力を養成します。 |
授業の概要 | この授業ではロシアおよび旧ソ連の社会と文化について、社会制度や民族政策、言語政策、日本 との関係など様々な側面からアプローチを行い、当該社会に対する理解を深めていくことを目的と しています。 この授業では、自らが関心を持って研究テーマを掘り下げ、発表していくことを重視します。またそれとともに、他の受講者の研究内容を聴いて情報を吸収していくこと、その内容について論理的に判断する力をつけることをめざします。 |
授業計画 | ロシアおよび旧ソ連地域の歴史と現状について最低限の知識を獲得すること、および学術論文の形式に慣れることを目的として、過去の卒業論文、および基本文献を輪読します。 担当者はハンドアウトを作成し、全員に配布します。またロシア・旧ソ連で制作された映画を鑑賞し、芸術分野への理解を深めます。 第 01 回 授業ガイダンス・年間の予定 第 02 回 各自の関心・予定の確認。 第 03 回 基本文献の紹介と選択 第 04 回 ロシアの地理・行政区分(兵頭慎治『多民族連邦国家ロシアの行方』の一部を輪読) 第 05 回 過去のレポートを読む ( 第1論文 ) 第 06 回 過去のレポートを読む(第2論文) 第 07 回 ロシア・ソ連映画の鑑賞と意見交換 第 08 回 基本文献の講読内容(ハンドアウト作成とプレゼンテーション、第1回) 第 09 回 基本文献の講読内容(ハンドアウト作成とプレゼンテーション、第2回) 第 10 回 基本文献の講読内容(ハンドアウト作成とプレゼンテーション、第3回) 第 11 回 ロシア・ソ連映画の鑑賞と意見交換 第 12 回 ロシア史研究論文を読む(旧満洲のロシア人について) 第 13 回 後期レポートのテーマ・調査に関する相談 第 14 回 後期レポートのテーマ・調査を決定 |
評価方法 | 原則として、平常点(出席、積極的な発言、口頭発表や提出物など)50%、最終的に 提出されるレポートの内容50% で評価します。 ただし、特別な理由なく半分以上欠席する、口頭発表をしない、最終課題のレポートを提出しない場合、その一つにでも当てはまれば、E判定とします。 |
テキスト・参考文献等 | 授業中に適宜紹介します。 |
授業外の学習活動 | 原則として各人が自分のテーマを見つけて研究を進めていくので、読書やハンドアウト作成、レポート・論文執筆に十分な時間をかけてください。 |