学部・研究科 | 総合政策学部 |
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授業科目名 | 法の原理Ⅰ |
学期名称 | 前期 |
配当年次 | 1年次配当 |
単位数 | 2単位 |
授業担当教員 | 堤 和通 |
教員カナ氏名 | ツツミ カズミチ |
履修条件 | なし |
科目の目的・到達目標 | 法のさまざまな捉え方を知る。法学の隣接領域からどのような検討が可能であるのかを、近代法の特徴にそくして考える。法の原理が、人間の心理や社会構造等の「所与」を背景にはたらくことを学ぶ。 |
授業の概要 | (1) 法のとらえ方、法へのアプローチには様々なものがある。そのメニューを最も豊かに揃えているアメリカ合衆国の法学の展開を参考にして、どのようなとらえ方、アプローチがあるのかを学ぶ。(2) 法の学際研究としてどのようなものがあり得るのかを考える。近代法に特徴的な理念とその基本枠組みを踏まえることを通じて、社会科学や人文の諸領域が法にとって重要な含意があることを学ぶ。(3) 法の原理が「所与」を背景にはたらくことをみて、法並びに法学に、他の学問領域や他の制度にはない特徴と意義があることを学ぶ。 |
授業計画 | 第1回:ガイダンス 第2回:法の捉え方①:機械的法学 第3回:法の捉え方②:社会工学としての法 第4回:法の捉え方③:リアリズム法学 第5回:法の捉え方④:政策科学としての法 第6回:法の捉え方⑤:賢慮としての法 第7回:法の捉え方⑥:法の文化研究(物語論) 第8回:近代法の理念と枠組み①:法の支配 第9回:近代法の理念と枠組み②:理性、意志、欲求 第10回:近代法と社会構造①:有機的連帯 第11回:近代法と社会構造②:社会のシステム化 第12回:近代法と社会構造③:抽象的システム 第13回:近代法と社会構造④:社会の組織化 第14回:法(学)の意義 |
評価方法 | 試験による。 |
テキスト・参考文献等 | 渥美東洋『法の原理』(中央大学生協出版局) |
授業外の学習活動 | manabaに掲載する資料をよく読むこと。キーワードの把握、引用部分の理解と、リンクを張るURLの熟読に努めること。 |