学部・研究科 | 総合政策学部 |
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授業科目名 | 国際システムの理論分析Ⅱ/国際交流論Ⅱ |
学期名称 | 後期 |
配当年次 | 2年次配当 |
単位数 | 2単位 |
授業担当教員 | 泉川 泰博 |
教員カナ氏名 | イズミカワ ヤスヒロ |
履修条件 | 必須ではないが、国際システムの理論分析I(国際交流論I)を履修していることが望ましい。 |
科目の目的・到達目標 | 当該科目では、外交政策を分析する際の基本的アプローチである分析レベルに関する理論を学び、さらには現代における重要な国際問題に関する理論的分析を学ぶ。これらを通じて、自分で外交政策の決定要因に関して分析し、さらに様々な国際問題について論理的に考察する力を養うことを目的とする。 |
授業の概要 | 当該授業では、まず国際システムの理論分析Iで扱った基本アプローチを大まかに再確認したのち、分析レベルと呼ばれる外交政策の分析枠組みを学ぶ。その後、現代の国際社会における様々な問題を取り上げ、それらを分析する際に役立つ論理的考え方を紹介する。尚、授業は講義形式を基本としつつ、テーマによってDVDやシミュレーションなどを活用して学生からのインプットを促す。また、授業の進捗状況や学生の要望をもとに必要と判断した場合には、授業内容を一部変更することがある。 |
授業計画 | 1. オリエンテーション:分析レベル、外交政策、そして国際システム I. 3つの分析レベルと外交政策 2. 国際要因と外交政策1:勢力均衡、覇権の安定、パワートランジション 3. 国際要因と外交政策2:同盟政治 4. 国内要因と外交政策1:官僚組織と官僚政治 5. 国内要因と外交政策2:2レベルゲーム理論など 6. リーダーの個人要因と外交政策1:心理学的アプローチ 7. リーダーの個人要因と外交政策2:実験政治学による最新研究 8. ゲストスピーカー II. 国際関係理論と現代の国際問題 9. 民主主義と平和・戦争 10. 内戦・人権・人道的介入 11. 民主主義の衰退と国際秩序 12. 核兵器と国際関係 13. 地球環境問題の分析枠組み 14. 結論:変容するアジア太平洋と国際秩序 *ゲストスピーカーによる授業テーマは、国際情勢およびゲストの都合などにより変更の可能性があることに注意。 |
評価方法 | 授業への参加30%、期末試験70% |
テキスト・参考文献等 | テキスト:特に指定しない。逐次、リーディングを配布する。 参考文献: 村田晃嗣・君塚直隆・石川卓・栗栖薫子・秋山正将著『新版 国際政治学をつかむ』有斐閣、2015年 Shannon L. Blanton and Charles W. Kegley, World Politics: Trends and Transformations, 2016-17 Edition (Cengage Learning, 2016). Joshua Goldstein and John Pevenhouse, International Relations 11th Edition (Pearson, 2013). |
授業外の学習活動 | ・授業の前に、教科書の該当部分や課題読書を読んでおくこと。 ・普段から、新聞やテレビなどを通じて国際情勢や日本の外交政策に関する情報をフォローしておくこと |