学部・研究科 | 総合政策学部 |
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授業科目名 | 事例研究(演習)Ⅱ |
学期名称 | 後期 |
配当年次 | 3年次配当 |
単位数 | 2単位 |
授業担当教員 | 李 里花 |
教員カナ氏名 | リ リカ |
履修条件 | 特になし。 |
科目の目的・到達目標 | ・「人の移動」をめぐる研究やディアスポラ研究の方法論について理解を深めること ・移民と多文化社会について多角的な視点をもつこと ・卒業論文のテーマをみつけること |
授業の概要 | 前期に引き続き、日本の在日コリアンや定住外国人、移民難民問題に焦点を当て、日本における「人の移動」についての理解を深めますが、後期は「人の移動」をめぐる調査や研究がこれまでどのように行われてきたのか、方法論について理解を深めます。その上で、これから求められるアプローチや考え方とはどのようなものなのか、多角的な視点から日本の移民について理解します。 |
授業計画 | 「人の移動」をめぐる研究のアプローチ方法 第01回 イントロダクション 第02回 インタビューと語り―『個人の語りがひらく歴史』 第03回 日記と書簡-『個人の語りがひらく歴史』 第04回 個人史-『個人の語りがひらく歴史』 第05回 家族史『家(チベ)の歴史を書く』 第06回 コミュニティ史-『〈いきる方法〉の民族誌』 第07回 エスニックタウン史-『コリアタウンの民族誌』 第08回 人間関係史―『コリアタウンの民族誌』 第09回 多角的な視点からみる 朝鮮籍(1) 第10回 多角的な視点からみる 朝鮮籍(2) 第11回 多角的な視点からみる 無国籍 第12回 多角的な視点からみる 難民 第13回 多角的な視点からみる こどもと教育 第14回 多角的な視点からみる 女性 第14回 発表 |
評価方法 | 平常点50%、ディスカッション25%、発表・レポート25% |
テキスト・参考文献等 | 参考書 槇原茂(編著)『個人の語りがひらく歴史』(ミネルヴァ書房、2014年) 島村恭則『〈いきる方法〉の民族誌:朝鮮系住民集住地域の民俗学的研究』(関西学院大学出版会、2009年) 朴沙羅『家(チベ)の歴史を書く』(筑摩書房、2018年) 原尻英樹『コリアタウンの民族誌―生野・LA・ハワイ』(ちくま新書、2000年) |
授業外の学習活動 | テキストを事前に読み、テーマについて考えをまとめてくること。テキストの報告やプレゼンテーションを担当するときは、レジュメやディスカッション内容を準備すること。 |