学部・研究科 | 総合政策学部 |
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授業科目名 | 事例研究(演習)Ⅱ |
学期名称 | 後期 |
配当年次 | 3年次配当 |
単位数 | 2単位 |
授業担当教員 | 実積 寿也 |
教員カナ氏名 | ジツヅミ トシヤ |
履修条件 | 同一教員の事例研究(演習)Iaを履修済であること インターネットや情報通信技術、ネットビジネスに興味がある者 関連科目:「経済と社会Ⅰ」「経済と社会Ⅱ」「経済分析1」「経済分析2」 |
科目の目的・到達目標 | 本演習ではネットワーク経済のメカニズムについて学ぶことが目的であり、以下の三点の習得を到達目標とする。 1.通信ネットワークを巡る経済理論、ネットワーク産業の現状と関連する政策についての体系的な理解 2.インターネット等から得た情報を整理し、経済理論を応用しながら自身の意見をまとめる能力 3.ネットワーク経済に発生している事象を客観的に分析する態度 |
授業の概要 | 通信ネットワークを巡る経済理論について学習した上で、インターネットを中心として発展を続けているネットワーク産業と、それに対する政策について分析する。具体的には10月に予定されているインターゼミナールおよび部外報告会に向けた研究プロジェクトを進めながら、必要な基礎知識や分析手法の習得を目指す。 最新のテーマを扱うため、テキストは指定しない。その代わり、プロジェクトの参考となる課題図書を指定し、レポート作成を求める。 |
授業計画 | 第01 回 前期の振り返り 第02 回 インターネットガバナンス 第03 回 固定ブローバンドの下でのネットワーク中立性 第04 回 モバイルブロードバンドの下でのネットワーク中立性 第05 回 LINE のカウントフリーをめぐる議論 第06 回 ユニバーサルサービス問題 第07 回 AI とAI ネットワーク化 第08 回 モノのインターネット 第09 回 グループプロジェクトのテーマ設定 第10 回 グループプロジェクト作業:周辺情報・先行研究サーベイ 第11 回 グループプロジェクト作業:仮説設定と検証方法 第12 回 グループプロジェクト作業:統計的仮説検定 第13 回 グループプロジェクト作業:分析結果の集約 第14 回 報告会への参加準備 |
評価方法 | 成績は、レポート提出・報告と議論参加(話題提供や質疑)、最終レポートから総合的に評価する。成績配分は、レポート提出・報告が30%、議論参加が30%、最終レポートが40%。 病欠・公欠といった特段の理由なく欠席がある場合、あるいは無断欠席の場合は、単位を一切認めないので注意すること。 |
テキスト・参考文献等 | 【参考文献】実積寿也『通信産業の経済学R1』、九州大学出版会、2019 年 それ以外の必要資料についてはその都度指示する。 |
授業外の学習活動 | インターゼミナールに向けての作業はグループワークで行う予定なので、演習時間外に図書館等での作業が発生する。 また、演習では参考文献を事前に読み込んでいることを前提としているので、各自で授業時間外に学習を行うこと。 |