学部・研究科 | 総合政策学部 |
---|---|
授業科目名 | 政策過程論 |
学期名称 | 前期 |
配当年次 | 3・4年次配当 |
単位数 | 2単位 |
授業担当教員 | 岡本 三彦 |
教員カナ氏名 | オカモト ミツヒコ |
履修条件 | なし |
科目の目的・到達目標 | 政策過程の基礎を理解し、具体的な政策事例を考察できることを目標にします。合わせて、現代の課題に対して簡単な政策提案をしてもらえればと考えています。 |
授業の概要 | 政策過程とは、問題の発見・認識、政策課題の設定にはじまり、その政策課題に対する解決策としての政策の立案、提案、審議、決定を経て、政策の実施、そして政策の評価、さらにその評価に基づく新たな政策対応といった一連のプロセス、循環過程をいいます。この政策過程は、問題の発見・認識、政策課題の設定という「政策課題設定過程」、政策の立案、提案、審議、決定の「政策形成過程」、政策を執行する「政策執行過程」、そして政策を評価する「政策評価過程」に区分できます。本講義では、政策過程の基礎から論じ、政策過程におけるさまざまな主体の行動を検討するとともに、その行動を大きく左右させる政策過程の各段階におけるルールや制度を考察します。また、具体的な政策についても検討したいと思います。なお、政策過程の対象は中央政府だけでなく、適宜、地方政府についても触れていきます。 |
授業計画 | 第1回:ガイダンス 第2回:公共政策と政策過程 第3回:政策過程とその主体 第4回:政策課題設定過程 第5回:政策形成過程 第6回:政策執行過程 第7回:政策評価過程 第8回:政策過程の循環 第9回:政策過程の諸モデル(1) 第10回:政策過程の諸モデル(2) 第11回:政策形成への参加~ガバナンス 第12回:政策の変化と収斂 第13回:国境を超える公共政策 第14回:総括・まとめ *なお、授業計画は受講者数、講義の進捗状況等によって変更する場合があります。 |
評価方法 | 通常の授業態度25%、レポート25%、試験50% ただし、出席回数(3分の2以上)とレポートの提出は期末試験受験の前提とします。 なお、受講生の人数によっては、授業内で個人発表をしてもらう予定です。その場合、個人発表についての評価は、通常の授業態度(25%)に含めます。また、個人発表に対する質問やコメントは通常の授業態度(25%)に勘案します。 |
テキスト・参考文献等 | 【テキスト】 最初の授業で指示します。 【参考文献】 秋吉貴雄『入門 公共政策学』中公新書、2017年。 伊藤光利、田中愛治、真渕勝『政治過程論』有斐閣、2000年。 金井利之『行政学講義』ちくま新書、2018年。 山本啓編『ローカル・ガバメントとローカル・ガバナンス』法政大学出版局、2008年。 |
授業外の学習活動 | 授業前には、毎回の授業に関連する項目について、あらかじめ文献、Web-siteなどで予備知識を得るようにしてください。また、授業後は、講義のノートや参考文献などにあたり知識を深めるように努めてください。 |