学部・研究科 | 総合政策学部 |
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授業科目名 | 安全保障論 |
学期名称 | 前期 |
配当年次 | 3・4年次配当 |
単位数 | 2単位 |
授業担当教員 | 小笠原 高雪 |
教員カナ氏名 | オガサワラ タカユキ |
履修条件 | 政治や国際関係について予備知識のあることは望ましいが、特定の科目の履修を必須とはしない。最終的には興味と意欲の問題である。 |
科目の目的・到達目標 | 「現代の安全保障概念はどのような広がりを持っているか」「安全保障政策において国家・地域・国際社会はどのように位置づけられてきたか」「アジア太平洋の安全保障問題にはどのような特徴があるか」「日本の安全保障政策にはどのような課題や論点があるか」などの主題について、履修者ひとりひとりの理解を深めるとともに、既存の政策を批判的に分析できるようになることを目標とする。 |
授業の概要 | 安全保障について歴史と理論を往復しながら講義する。伝統的な国家安全保障、多国間の安全保障協力、非伝統的な安全保障課題、の三つに焦点をあてる。担当者のフィールドが東南アジアであるため、事例はアジア太平洋が中心となる。 プリントを配布し、パワーポイントを併用しながら講義する。映像教材を用いた授業も何回か計画している。毎授業時に受講用紙(感想・質問、小テスト)の提出を求め、重要な点については manaba を用いてコメントする。本年度からの新たな試みとして、manaba を用いた反転学習(関連資料の配布、予習)も計画している。 |
授業計画 | 01 安全保障論の射程 02 安全保障の定義と類型 03 国家・軍隊・警察 04 国際安全保障における自助と共助 05 内戦の時代 06 難民問題と国際社会 07 現場からみた国際平和協力 08 ベトナム戦争からの教訓 09 ASEANの地域協力 10 日本の経済協力と安全保障 11 アジア太平洋におけるASEAN 12 南シナ海の安全保障 13 東南アジアをめぐる日米関係 14 国際情報戦と外交 |
評価方法 | 受講用紙を中心とする平素の課題を50%の資料とし、学期末のリポートを50%の資料とする。 |
テキスト・参考文献等 | 必携書: 小笠原・栗栖・広瀬・宮坂・森川編『国際関係・安全保障用語辞典』(ミネルヴァ書房) 参考書: 防衛大学校安全保障研究会編『安全保障学入門』新訂第5版(亜紀書房) 広瀬佳一・湯浅剛編『平和構築へのアプロ―チ』(吉田書店) 赤根谷達雄・落合浩太郎編『日本の安全保障』(有斐閣) |
授業外の学習活動 | プリントやノートにもとづく復習を着実に行なっていただきたい。その際は上記の必携書が役立つであろう。参考書を用いて予習や復習を行なうことができればさらによい。なお報告・討論を担当する場合の留意点についてはその都度に指導する。 |