学部・研究科 | 総合政策学部 |
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授業科目名 | 現代契約法Ⅰ |
学期名称 | 前期 |
配当年次 | 2年次配当 |
単位数 | 2単位 |
授業担当教員 | 太田 昌志 |
教員カナ氏名 | オオタ マサシ |
履修条件 | |
科目の目的・到達目標 | 契約法総論の基礎知識の習得 |
授業の概要 | 私たちの日常の生活は、契約によって成り立っており、私たちは、一歩家を出ればすぐにこの契約を利用しています。食べ物・飲み物を購入する。電車・バスに乗る。アパートを借りるなど、生活のために必要なものは、全て契約を通じて私たちの手元に届くのです。この契約とは何かを探求することによって、社会の構造に迫っていくことが本講義の目的です。契約、法などという難しい対象に対して、日常生活という一つの場面を通じてアプローチをしていきます。 本講義は契約法の基礎理論の解説を中心に進めます。特ににて扱う契約総論は抽象理論が多く、その解説には時間を多く割かねばならないためです。しかしながら、契約総論は民法の諸規定の中でも中心に存在し続ける、重要な部分ですので、慎重に知識を習得し理解に努めてください。 |
授業計画 | 1、契約とは何だろうか? 2、契約の意義と歴史 3、契約を結ぶことの意味は? 4、契約により生ずる義務 5、申込と承諾について 6、同時履行の抗弁権について 7、契約の解除を巡る問題 8、解除の法的構成 9、契約から生ずる諸義務 10、契約類似の関係 11、契約締結上の過失 12、事情変更の原則 13、消費者保護法と契約法 14、契約法の現代化 |
評価方法 | 前期最後の授業にテストを行います。その他に出席調査を平常点とし、複数回講義前に復習のための小テストを行い、総合的に評価いたします。評価の配分はテスト60%、出席調査20%、小テスト20%とします。 |
テキスト・参考文献等 | 教科書 藤井俊二/宮﨑淳『レクチャー民法学 債権各論』成文堂 |
授業外の学習活動 | 事前学修としては配布資料の次回授業分を熟読し、登場する法律用語などを下調べすること。事後学修としては、授業において話題となった判例・事件などを自分自身で読み進めるなど、授業内容の具体的理解に勤めること。 |