学部・研究科 | 総合政策学部 |
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授業科目名 | 表現論/特殊講義(表現論) |
学期名称 | 後期 |
配当年次 | 1年次配当 |
単位数 | 2単位 |
授業担当教員 | 黒田 絵美子 |
教員カナ氏名 | クロダ エミコ |
履修条件 | |
科目の目的・到達目標 | 映画化されている戯曲を中心に、時代や国、また作家によって異なる多様な表現手法について概観することを目的とし、舞台美術、照明、音響、衣裳など、さまざまな要素が集積して作り上げる舞台世界について理解を深めることを目標とします。 |
授業の概要 | 文献や映像資料を用いて講師が、多様な舞台表現形態について解説を行います。人間のコミュニケーションは言葉とアクションを通して行われるが、しばしば、言葉が信じられない状況や自分自身が信じられないといった状況に陥る。本講義では、主にそのような状況を描いた作品を紹介しつつ、人間の心理や行動の複雑性について受講生とともに考えていきます。 |
授業計画 | 1.ガイダンス―人はなぜ演じるのか? 2.不条理演劇(1) 落語『粗忽長屋』 仏教的意味合い 3.不条理演劇(2) Waiting for Godot (S. Beckett) A Slight Ache (H. Pinter) Comedy of Menace 4.法廷ドラマ(1) 映画 『羅生門』(芥川龍之介作・黒澤明監督) 5.法廷ドラマ(2) 映画 『陽の当たる場所』(T.Dreiser) Dead Man Walking(H. Prejean) 6.シェイクスピア劇 解釈の変化 『ヴェニスの商人』、『オセロ』 7.舞台劇の映画化 解釈の変化 『欲望という名の電車』、『去年の夏、突然に』(T. Williams) 8.表現主義演劇 『計算機』(E. Rice) 9.家族劇 『セールスマンの死』 (A. Miller) 広告と実質→レッテル 10.レッテル(1) 『クルーシブル』(A. Miller) マッカーシズム 11.レッテル(2) 『子供の時間』 (L.Helleman) 12.喜劇(1) 『毒薬と老嬢』(J.Kesseling) 、『ハーヴェイ』(M. Chase) 13.喜劇(2) 『モダンタイムス』(C. Chaplin)、『おかしな二人』(N. Simon) 14.能 *講義の進行状況に応じて内容に変更を加えます |
評価方法 | 学期末に授業で扱った内容に関し、ペーパーテストを実施します。60点以上が合格 出席は取りません。試験は参照一切不可です。 |
テキスト・参考文献等 | 多岐にわたりますので、授業時に適宜配布もしくはmanabaにアップいたします。 |
授業外の学習活動 | 授業で紹介した課題作品を各自観て、授業内容との関連で発展的テーマを見つけ、分析を深める。 |