学部・研究科 | 総合政策学部 |
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授業科目名 | ペルシア語(1b)Ⅰ |
学期名称 | 前期 |
配当年次 | 1年次配当 |
単位数 | 1単位 |
授業担当教員 | 鈴木 珠里 |
教員カナ氏名 | スズキ シュリ |
履修条件 | |
科目の目的・到達目標 | 昨年末、「第三次世界大戦に突入か?」と世界中を震撼させた出来事はまだ皆さんの記憶に新しいでしょう。ペルシア語は、その当事国の一方であるイランの公用語です。 ニュースを見るだけではなかなか理解できない、中東の大国イランの公用語、ペルシア語を習得することによって、英語や日本語の情報だけでは得られない「リアルな情報」を得ることが最終到達点となります。単なる語学学習に留まるのではなく、イランという視点から見る国際関係、中東の歴史、あるいは日本ではあまり触れる機会のないイスラーム思想やイスラーム文化、イランの人々を知ることによって、新しい世界の扉が開かれるはずです。 基本動詞を過去形・現在形ともに難なく活用できることを目標にします。また語彙レベルについても、800語程度の暗記し、イランに行ってもある程度コミュニケーションが可能なレベルに到達することを最終目標です。 |
授業の概要 | ペルシア語は、文字も文法も、学生にとっては全く未知なる言語であるため、最初は簡単な会話(挨拶と自己紹介)を、ローマ字を使用して練習し、それと平行して文字を覚えていきます。(文字は一見奇怪なように見えますが、32文字のアルファベットから構成されているので、毎年、1ヶ月もすれば名前をアルファベットで書けるようになるので心配ご無用。)(ペルシア文字はもともとアラビア文字から借用しているので、ペルシア語を覚えると、アラビア語やウルドゥー語の文字も分かるようになります。) 文字の習得後は、基本文法を1Aや1Cの授業と連携しつつ、無理のないペースで基本文法を学んでいきます。文字や発音に慣れるためには復習が必須なので、参加者には随時発音練習をしてもらい、毎回小テスト(授業に毎回出席し、授業前に前回の復習をしていれば楽々クリアできる程度)を実施します。 |
授業計画 | 第01回 イラン概説・簡単なペルシア語の挨拶 第02回 ペルシア文字の練習(1)・挨拶復習 第03回 ペルシア文字の練習(2) 第04回 ペルシア文字の練習(3) 第05回 指示代名詞・指示形容詞・疑問代名詞 第06回 形容詞とエザーフェについて 第07回 独立人称代名詞 第08回 非分離人称代名詞 第09回 Be動詞現在形(hast形)と活用 第10回 Be動詞現在形(人称語尾形)と活用 第11回 Be動詞の練習「自己紹介」 第12回 Be動詞現在形否定 第13回 Be動詞過去形 第14回 前期授業の総復習 |
評価方法 | 平常点(出席+小テスト)40% 期末試験60% |
テキスト・参考文献等 | 「テキスト」 ✶中大オリジナルテキスト(ペルシア語の最初の授業で配布) 「参考文献」 ✶吉枝聡子『ペルシア語文法ハンドブック』白水社、2011年 |
授業外の学習活動 | ・授業前に必ず前回の授業の復習をしましょう。復習なくして語学の上達はありません。なるべく声に出してペルシア語を読みながら覚えてるよう心掛けてください。(実際に音に出すことでペルシア語の美しさを実感できるはずです。) ・イラン大使館内イベントや学外でのイラン関係講演会など希望者がいれば随時案内致します。遠慮なく声を掛けてください。また他大学でペルシア語を学ぶ学生や、中大の学年を越えたペルシア語履修者交流も積極的に進めていく予定です。内々に籠らず、ペルシア語を通して年齢や大学や立場を超えた世界を広げていきましょう。 |