学部・研究科 | 総合政策学部 |
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授業科目名 | 基礎数学/線形代数学 |
学期名称 | 前期 |
配当年次 | 1年次配当 |
単位数 | 2単位 |
授業担当教員 | 髙岡 浩一郎 |
教員カナ氏名 | タカオカ コウイチロウ |
履修条件 | |
科目の目的・到達目標 | 微分積分や、ベクトル・行列の基礎について学習するだけでなく、社会科学・人文科学など総合政策にとって必要とされる他の学問に必要な基礎能力を涵養し、数学による抽象化・モデル化の考え方を理解することを授業の目的とします。 |
授業の概要 | 社会科学のどのような分野を専攻することになっても、数理的思考能力は必要です。 実際、現代社会のさまざまな現象は数式を用いて記述されており、いろいろな数理的手法を用いてその解明が図られています。とくに、経済・経営系の分野で活躍するためには、数理的な思考能力がますます必要となっています。 「基礎数学」では、微分積分や、ベクトル・行列の基礎について講義を行います。高校までの数学の知識の復習も一部行います。 |
授業計画 | 1. 1次関数と市場メカニズム 2. 2次関数と独占・寡占市場 3. 指数・対数と金利 4. 数列と貯蓄 5. 1変数の微分と利潤最大化(1) 微分の基本 6. 1変数の微分と利潤最大化(2) 微分の公式、および関数の増減と最大・最小 7. 1変数の微分と利潤最大化(3) 高階微分と凸関数・凹関数 8. 前半部のまとめと理解度の確認 9. ベクトルと予算制約 10 . 多変数の微分と効用最大化 (1) 基礎事項 11. 多変数の微分と効用最大化 (2) ラグランジュ未定乗数法 12. 行列 13. 積分とオークション--積分の定義 14. 積分とオークション--積分の応用 進度や理解度の状況に応じて微調整の可能性があります。 |
評価方法 | 試験の割合:70%(中間試験 35%,学期末試験 35%)評価基準:微分積分や、数列、ベクトル、行列などの概念の理解や基礎的な計算ができるかどうか、また経済・経営系の学問における使われ方について理解しているかどうかを評価します。 平常点の割合:30% 評価基準:ほぼ毎回行う演習において,その回の講義の基礎知識を習得できたかを評価します。 |
テキスト・参考文献等 | テキスト 尾山大輔・安田洋祐著『改訂版 経済学で出る数学: 高校数学からきちんと攻める』日本評論社、2013年. |
授業外の学習活動 | 大学数学で初めて知るような新しい概念が出現します。必ず講義の復習をして下さい。 |