学部・研究科 | 総合政策学部 |
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授業科目名 | 法人類学 |
学期名称 | 前期 |
配当年次 | 3・4年次配当 |
単位数 | 2単位 |
授業担当教員 | 高野 さやか |
教員カナ氏名 | タカノ サヤカ |
履修条件 | |
科目の目的・到達目標 | 1. 法人類学の基本的な考え方を身につける 2. 法人類学の視点から現代社会の問題について考察する 3. 法人類学の視点をふまえた問いを見出し、それに文章で答える |
授業の概要 | 法という言葉からは難解な法律用語のイメージを連想するかもしれませんが、この授業では、他者を理解する、自己を問い直すという文化人類学の視点から、法をめぐる問題について考えます。まず法と人類学についての基本的な考え方を整理し、それから映像資料なども参照しながら、世界各地の事例および日本社会の問題を取りあげます。 |
授業計画 | (履修者の関心や理解度に応じて変更する場合があります) 第01回 はじめに:人類学から法をみるということ 第02回 法人類学の展開(1):未開法へのまなざし、紛争処理過程研究 第03回 法人類学の展開(2):法多元主義とその課題 第04回 国境を越えていく法:法整備支援 第05回 慣習法の現在:インドネシアの経験から 第06回 家族と法:氏・姓をめぐって 第07回 所有概念のゆらぎ:身体をめぐる諸問題 第08回 罪と罰の社会的構築:汚職・腐敗の法人類学的検討 第09回 裁くこと、裁かないこと(1):修復的司法、ADR 第10回 裁くこと、裁かないこと(2):紛争後の平和構築、真実和解委員会の取り組み 第11回 裁く側に立つ:裁判員制度と私たち 第12回 裁くことのイメージ:フィクションおよびノンフィクション作品の比較検討 第13回 グループ・ディスカッション:論述課題の構想共有 第14回 総括・まとめ |
評価方法 | リアクション・ペーパー 50% 毎回の授業時間内にリアクション・ペーパー課題を出し、次の回の冒頭で講評します。 学期末試験(論述式) 50% 法と人類学についての基本的な考え方を理解したうえで、授業の内容と指定した文献とを結びつけ、法人類学の視点から論じることができるかどうかを評価します。 |
テキスト・参考文献等 | テキストは特に指定しませんが、毎回の授業時に配布資料で参考文献を紹介します。 |
授業外の学習活動 | 授業の最後に提示する課題に必ず取り組むこと。 |