学部・研究科 | 総合政策学部 |
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授業科目名 | 専門演習Ⅰ |
学期名称 | 前期 |
配当年次 | 2年次配当 |
単位数 | 2単位 |
授業担当教員 | 篠原 典生 |
教員カナ氏名 | シノハラ ノリオ |
履修条件 | |
科目の目的・到達目標 | 中国の史書の分類、時代背景および編纂者の政治的立場などについて基本的に理解する。 文献資料の分類方法や取り扱い方の基本を把握する。 |
授業の概要 | 中国の史学は政治と密接な関わりを持ちつつ発展してきており、歴代王朝は自らの正当性を主張するために明確な政治的目的を持って史書を編纂した。また支配者に対抗する人々も、歴史を武器にして闘ってきた。本演習では中国の史書を手がかりにして政治と歴史の関係を明らかにし、人々が歴史とどう向き合い、認識してきたかを見る。また、こうした史書とは別に、日記や手紙、詩文、さらには売買契約書、判決文、家計簿などからも当時の人々の暮らしや思想、社会構造などを研究することができる。こうした内容についても触れることで、歴史と政治、経済、法律などの関係を見ていく。 |
授業計画 | 第一回 ガイダンス 第二回 中国における歴史と政治 第三回 史官について 第四回 紀伝体と編年体 第五回 筆禍事件 第六回 グループワーク 史書を読む 第七回 グループワーク 史書を読む(続き) 第八回 史書以外の文字資料 第九回 出土文字資料 第十回 グループワーク 詩文から歴史を読む 第十一回 グループワーク 出土文字資料を読む 第十二回 グループワーク 出土文字資料を読む(続き) 第十三回 「歴史認識問題」の問題点 第十四回 歴史の復元について |
評価方法 | 平常点50%、発表およびレポート50% |
テキスト・参考文献等 | グループワークで使用するテキストは履修生の興味に応じて授業内で決める。 参考文献は必要に応じて適時紹介する。 |
授業外の学習活動 | 授業中に紹介する歴史書などの文献を下読みしておくこと。 |