シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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【通教 通信授業】国際政治史 | 2024 | その他 | ー | 通信教育課程 | 芝崎 祐典 | 1・2年次配当 | 4 |
科目ナンバー
JD-PS1-403L
履修条件・関連科目等
履修条件:通信教育課程の学生対象
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
19 世紀の古典的国際関係のあり方を引き継いだ国際関係のあり方は、20 世紀初頭以降のグローバル化の中で徐々に変容していく。本授業はその過程を歴史的に概観する。ただしそれぞれの出来事を単に歴史叙述するのではなく、国家行動の諸類型や外交の原理、国際関係の諸概念が形成される過程を意識的に捉えつつ、国際政治全体を史的に把握することを目指す。
20 世紀前半について、鍵となる分析対象の史実は、第一次世界大戦に至る国際関係、戦後の秩序形成、その崩壊過程と帰結としての第二次世界大戦までのヨーロッパおよび米ソの国際関係などがあげられる。20 世紀後半については、第二次世界大戦後の秩序の形成の試み(国連、ヨーロッパ統合など、国際機関)、冷戦の起源とその変容、地域紛争(アジア、中東、アフリカなど)を含めた国際関係の秩序などが主たる分析の対象となる。
科目目的
授業の目的:国際政治について歴史を通じて学ぶ。複雑化する 21 世紀の国際政治の諸現象を自ら分析し、本質をつかむ力を養うため、20 世紀国際政治の組成原理を歴史的視座から習得することを目的とする。
到達目標:20 世紀における国際秩序の全体的崩壊とその構築の企てについて、二回の大戦争(第一次世界大戦、第二次世界大戦)の開戦起源および戦後処理などの歴史的事例を通じて説明できる。第二次大戦後以降の国際関係について、冷戦や脱植民地化、地域戦争に関する諸事を踏まえて全体的に把握できる。20 世紀において国際秩序は、どのように作られ維持されてきたかについて説明できる。
到達目標
・国際政治史上の重要な出来事について説明できる。
・20世紀の主要な戦争の原因や国際秩序の特質について説明できる。
・外交や政府間関係の特質などについて理解する。
授業計画と内容
・第一次世界大戦の起源論
・戦間期の国際秩序の形成
・帝国の変容
・第二次世界大戦の起源論
・戦後国際秩序の形成
・冷戦
・脱植民地化
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
・日々の国際政治情勢に接する際、常にその歴史的背景を考える習慣をつけること。現在は、必ず過去の上に成り立っているためである。
・レポート作成の学習に際しては、教科書や推薦図書を中心としつつも、それのみにとどまらず教科書などに挙げられている関連図書を積極的に参照して可能な限り数多くの研究書に接すること。
・その他、新書なども含めて国際政治関係の文献新刊の出版動向に常に関心を払い、本授業のテーマと直接関連しないものであっても関心を抱いたものについては入手してどんどん読み進めること。このことによって様々な見解や解釈に触れることができ、国際政治を見る目が着実に養われることになる。
・世界地図を見ること。特に国際政治の争点となる地域については、ある程度細かな地形を眺めておき、地名を聞いたときに大体の位置がイメージできるようにすること。地形や地理は 21 世紀にあってもなお国際政治の重要な要素である。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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その他 | 100 | 試験(科目試験またはスクーリング試験)により最終評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
【通信教育課程はなし】
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
【通信教育課程はなし】
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
【通信教育課程はなし】
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
通信教育課程 在学生サイト 教科書一覧を参照
https://sites.google.com/g.chuo-u.ac.jp/tsukyo-current/textbook?authuser=0
その他特記事項
【通信教育課程はなし】