シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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【通教 通信授業】歴 史(日本史) | 2024 | その他 | ー | 通信教育課程 | 沖川 伸夫 | 1~4年次配当 | 4 |
科目ナンバー
JD-HT1-501L
履修条件・関連科目等
履修条件:通信教育課程の学生対象
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
この科目では、日本近現代史を扱います。その際、政治を軸にすえつつも、国際関係・経済・思想・地域・民衆といった複眼的な視角も採り入れ、相互の関連を踏まえながら、因果関係の連鎖をひと解いていきます。
過去の歴史を知らずに、将来のビジョンを考えることは、地図を持たずに冒険へ出るような行為であり、将来どの分野に進むにしても、歴史的思考は不可欠です。それゆえに、高校までの「暗記科目としての歴史」という固定観念から脱却し、歴史的事実が起きた因果関係やその背景を知ることで、受講生のみなさんが歴史的思考を養うことを重視します。
科目目的
「歴史(日本史)」は、第5群の「基礎的な教養科目」として位置づけられています。そのため、これから受講生のみなさんが専門科目を学ぶ際、求められる日本史の基礎知識を習得することが、この科目の目的といえます。
とりわけ、法学部の専門科目は、日本史のなかでも日本近現代史と深いつながりをもっています。それゆえ、「歴史(日本史)」で習得した日本近現代史の基礎知識は将来、みなさんがさまざまな法を学ぶ際に、大いに助けとなり、きっと理解を深める役割を果すと確信します。
到達目標
断片的な知識にとらわれず、まず歴史の流れをつかみ、そのうえで、今日とのつながりや、これから学ぶ諸学問の成り立ちにも視野を広げ、歴史の流れと重ねあわせて論じられる歴史的思考を養うことが、到達目標です。この講義を通じて、専門科目を学ぶ際に求められる日本史の基礎知識を習得するとともに、一人ひとりの受講生が歴史に関心をもつきっかけをつかみ、自ら問題を見つけ、解いていく習慣を身につけることで、これからの自分の人生に活かせる歴史との向き合い方、醍醐味を知ってほしい。
授業計画と内容
この科目では、主に次の内容について取り上げます。
1.開国と幕末の動乱
2.明治新政府の諸改革
3.岩倉使節団と大久保政権
4.自由民権運動の展開と松方財政
5.立憲体制の確立
6.条約改正と朝鮮問題
7.日清戦争と日露戦争
8.第一次世界大戦と政党政治
9.民本主義と社会運動の発展
10.関東大震災から金融恐慌へ
11.昭和恐慌と「満州事変」
12.日中全面戦争からアジア・太平洋戦争へ
13.対日占領政策と戦後改革
14.日本国憲法の誕生
15.占領政策の転換と朝鮮戦争
16.「サンフランシスコ体制」の発足
17.追放解除による政界再編
18.再軍備と平和運動の高まり
19.「55年体制」の成立
20.国際社会への復帰
21.安保闘争から高度経済成長へ
22.経済大国への道
23.冷戦の終結とバブル経済崩壊
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
まず、教科書を丹念に読み込んで、日本史の流れをつかんでみてください。そのうえで、参考文献を手がかりに、因果関係のつながりを意識して、理解を深めていきましょう。こうして、日本史の流れや因果関係のつながりを正確に論述できるよう、日ごろからトレーニングしてください。
また、少しでも理解できない部分があった場合は、質問票を活用して、必ず質問するよう心がけましょう。もし、分からないまま放置すると、次の展開が雪だるま式に分からなくなります。結局、因果関係の連鎖が見えなくなり、歴史の流れをつかむことが出来なくなりますので、遠慮せずに質問してください。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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その他 | 100 | 試験(科目試験またはスクーリング試験)により最終評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
レポート課題や科目試験では、「レポート作成ガイド」に記載されている参考文献・引用文献の表記のルールに従って、参考文献・引用文献を必ず明記してください。また、個々の歴史的事実を年表式に羅列してしながら説明するのではなく、日本史の流れや因果関係のつながりをしっかり踏まえて論述できることを、受講生のみなさんに求めます。
課題や試験のフィードバック方法
その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
【通信教育課程はなし】
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
【通信教育課程はなし】
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
【通信教育課程はなし】
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
通信教育課程 在学生サイト 教科書一覧を参照
https://sites.google.com/g.chuo-u.ac.jp/tsukyo-current/textbook?authuser=0
その他特記事項
【通信教育課程はなし】