シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
発変電工学 | 2025 | 前期 | 火1 | 理工学部 | 栗島 正晴 | クリシマ マサハル | 3年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SE-EL3-5C11
履修条件・関連科目等
電磁気学と電気回路の基本は理解していることが望ましい。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
電力系統を構成する発電設備、変電設備に関する講義を行う。水力発電、火力発電、原子力発電および新エネルギー発電の概要と基本原理を、さらに変電設備についても解説する。あわせて、エネルギー資源、環境など、電気エネルギー利用に関連する問題について現状を説明する。
科目目的
この科目はカリキュラム上の専門科目として位置づけられており、この科目での学習を通じて電力工学のうち発電・変電技術に関する基礎的な知識を習得するとともに、我が国のエネルギー状況に関する認識を深めることを目的としている。
到達目標
この科目での到達目標は以下の通りである。
・各種発電方式の原理と社会環境における位置づけを理解する。
・日本のエネルギー問題を考えるための基本的知識を得て、将来への展望について考え方を持つ。
授業計画と内容
第1回 エネルギー概論
第2回 水力発電①:発電方式と設備
第3回 水力発電②:水車の種類と特性
第4回 火力発電①:熱力学
第5回 火力発電②:気体の状態変化
第6回 火力発電③:ランキンサイクル、再熱・再生サイクル
第7回 火力発電④:火力発電の主要設備
第8回 火力発電⑤:ディーゼル発電、ガスタービン発電、コンバインドサイクル発電
第9回 原子力発電①:原子力発電の原理
第10回 原子力発電②:原子力プラントの種類
第11回 原子力発電③:原子力発電所の安全システム、原子炉の事故
第12回 新エネルギー発電①:太陽光発電
第13回 新エネルギー発電②:風力、燃料電池、バイオマス発電
第14回 変電設備
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
テキストの章末問題に取り組み、理解を深める。
世界およびわが国のエネルギー問題に関する新聞、TVなどの報道を注意して見るようにし、現在の日本のエネルギー情勢について、諸外国との比較を含め、最新の情報を得て知識を深めるようにする。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 80 | 科目の到達目標に達しているかどうかを問う問題を出題し、評価する。 |
平常点 | 20 | 授業への貢献度、受講態度の状況で評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
電機メーカで、工場の省エネルギーを担当。
電気通信工事会社で、太陽光発電所の基本設計、工事積算を担当。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
太陽電池モジュールの特性や電力を最大に取り出す方法などについても授業の一部として講義する。
テキスト・参考文献等
テキスト:
箕田充志、橋口清人、松原孝史、門脇健、高田英治、田辺茂 著
「よくわかる発変電工学」電気書院
その他特記事項