シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
環境工学 | 2025 | 後期 | 金3 | 理工学部 | 黒岩 恵 | クロイワ メグミ | 3年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SE-BI3-9C25
履修条件・関連科目等
環境工学および、環境科学・生物工学・環境微生物学・化学工学などの関連分野に関心があり、環境問題や環境浄化に興味のある学生。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
環境工学は環境保全と人類社会の持続的な発展の両立を目指し、科学技術の研究と応用を行う学問分野である。本講義では環境問題の発生を予測し、これを予防したり、すでに顕在化した問題を解決するための環境工学技術を中心に紹介する。また、当該分野で用いられる科学的指標が生活や自然環境に与える影響の内容と程度を理解することを目的に、環境科学の基礎的な知識と、環境基準等の社会的な取決めについても併せて説明する。
科目目的
本講義は次の内容を通じて、持続可能な社会を構築するうえでの課題と環境工学の取組みについて学ぶことを目的とする。
1. 環境工学の基礎を構成する、環境科学の基礎的な知識
2. 水、大気、土壌といった多様な生物圏における環境問題の歴史と課題、研究・技術開発の現状
3. 廃棄物処理・資源化の課題と、研究・技術開発の現状
到達目標
本講義を履修することで次の能力を取得することを目標とする。
1. 水、大気、土壌といった多様な生物圏における環境問題の現状と課題について理解し、説明できる。
2. 持続可能な社会の構築に対して、環境工学に立脚する環境の管理と制御がどのように貢献しうるかを理解し、説明できる。
授業計画と内容
第1回 環境問題の歴史と現状
第2回 水質汚濁と水環境の保全
第3回 上水道-浄水処理と水質管理
第4回 下水道-排水の生物処理
第5回 土壌・地下水汚染
第6回 地球温暖化/気候変動の現状
第7回 地球温暖化/気候変動の抑制にむけた環境工学の取り組み
第8回 大気汚染
第9回 廃棄物の処理
第10回 廃棄物の資源化
第11回 プラスチック汚染
第12回 環境工学と生物多様性
第13回 持続可能な社会の構築-グリーンケミストリー
第14回 到達度の確認・まとめ
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業内容に関連する演習問題・課題を出題し、授業内で解答をレポートとして提出することを求める場合がある。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
期末試験(到達度確認) | 70 | 講義内容の理解度を確認する 講義で得た知見を基にした、環境工学に対する考察を記述し、その内容を評価する |
平常点 | 30 | 講義への取り組み姿勢 10% 講義内容に関する課題の成績 20% |
成績評価の方法・基準(備考)
講義内での積極的な発言・質疑などの授業参加は、その内容や回数を考慮して成績に反映させる。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキストとして随時印刷資料を配布する。
参考文献
伊藤禎彦ら, よくわかる環境工学, 理工図書, 2015年, ISBN:978-4-8446-0831-8
荒巻俊也ら, First Stageシリーズ 環境工学入門, 実教出版株式会社, 2014年, ISBN:978-4-407-33540-8