シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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コミュニケーション論(2) | 2025 | 後期 | 火1 | 文学部 | 河野 礼実 | カワノ アヤミ | 2~4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-CS2-L405
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
本科目では、日本語社会に見られることばに関わる諸現象を取り上げます。科目前半では、現代社会で見られる日本語に関わる現象について複数の観点から基礎的な知識を学び、後半は各種メディアの実例を材料に、メディアとことばの関係について分析しながら思考を深めます。
科目目的
普段私たちが生活する中で使用していることばや、メディアで用いられていることばについて、批判的な視点を持ちながら改めて捉えなおすことで、ことばがどのように受け手、さらには社会と関わっているのかについて考えます。
到達目標
1)身近なことばに関する現象について、幅広く知識を修得する。
2)身近なことばに関する現象に対し、批判的な視点・姿勢をもって、思考できるようになる。
3)身近なことばに関する現象について、問いを見出すことができる。
授業計画と内容
第1回:イントロダクション、日本語と言語
第2回:ことばのバリエーション:地域方言、社会方言
第3回:ことばのイメージ:ことばとキャラクタ、方言のイメージ
第4回:ことばとジェンダー:「女〇〇」「男〇〇」、女ことばと男ことば
第5回:ことばの変化(1):新語、ことばの「乱れ」
第6回:ことばの変化(2):若者ことば、SNSのことば
第7回:ことばと社会の関わり:ことばが変われば社会が変わる、社会が変わればことばが変わる
第8回:ことばとコミュニケーション(1):多言語社会の日本
第9回:ことばとコミュニケーション(2):敬語、待遇表現、人間関係とことば
第10回:メディアのことば(1)バラエティ番組のことば:話者の自己演出と製作者側の演出
第11回:メディアのことば(2)広告のことば:興味をひくための表現
第12回:メディアのことば(3)映画のことば:翻訳されることば
第13回:メディアのことば(4)マンガのことば:マンガ表現、キャラクタとことば
第14回:総括・まとめ
※ 状況に応じて内容や進度等、変更する可能性があります。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業後には、授業内容の復習をするとともに、授業中に課した課題(リアクションペーパーなど)に取り組んでください。また、授業内容に関する資料を読んだり探したりして、各自授業内容に関する理解を深めてください。
普段の生活の中でアンテナを張り、気になる言語現象については記録しておいてください。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 40 | 期末レポート |
平常点 | 60 | リアクションペーパーなど、授業内外でのタスク・課題 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
各回授業後に提出されたリアクションペーパーの内容を、次回授業のふりかえりで適宜扱いながら授業を進めていきます。
アクティブ・ラーニングの実施内容
グループワーク/その他
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業中にresponを用いて、みなさんの背景知識や意見・考え、理解度を確認しながら学生参加型で進めることがあります。
授業におけるICTの活用方法
クリッカー
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキストは特に用いません。必要に応じて資料を配布します。
参考文献は、授業内やmanabaで紹介します。
その他特記事項
オンラインの大人数講義科目ではありますが、できるだけインタラクティブになるような仕掛けを入れていくつもりです。なお、授業回によってはブレイクアウトルームで少人数のグループワークを実施します。グループワークに問題なく参加できる環境で授業にご参加ください。