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シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:加工制御工学

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
加工制御工学 2025 前期 金3 理工学部 鈴木 教和 スズキ ノリカズ 3年次配当 2

科目ナンバー

SE-MM3-4C20

履修条件・関連科目等

材料加工学Ⅱを履修してあることが望ましい。

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

ものづくりにおいて,製造する製品の品質は均一に制御されなければなりません.これを実現するため,設計段階で公差という概念が導入されます.すなわち,加工技術においては目標数値に対して所望の誤差範囲内となることを保証する必要があります.この講義では,加工の性能を保証するために必要となる各種ハードウェア技術・ソフトウェア技術と計測技術を中心に解説します.生産技術に携わる技術者や研究者に必須の内容となっています.

科目目的

この科目は,カリキュラム上の「材料・加工」科目として位置づけられます.実際の生産技術として加工を取り扱うエンジニアは,単に加工現象のみをとらえるだけでなく,加工結果に影響を与える因子を理解する必要があります.特に,周辺技術として,工作機械技術とソフトウェア技術に精通しなければなりません.さらに,加工を評価する計測技術も極めて重要な役割を果たします.本授業では,代表的な材料除去加工を取り上げ,加工精度と品質の観点から特徴を解説します.さらに,加工の性能を劣化する要因として,工作機械のCNC (Computerized Numerical Control)システムやCAM (Computer Aided Manufacturing)の技術を解説します.これらの理論を理解して,加工の制御性能を理解できるようになることを目的とします.

到達目標

この科目では,以下を到達目標とします.
・設計における公差設計と加工の誤差要因の関係を把握することができるようになる.
・加工の品質の評価技術について,そのメカニズムと特性を理解し,他者に説明できるようになる.
・工作機械の制御技術を理解し,加工品質に与える影響を理解して説明できるようになる.
・CAM技術の概略を理解し,算出されたツールパスが加工品質に与える影響を他者に説明できるようになる.

授業計画と内容

毎回の授業内容は以下の通りです.responを利⽤した授業テストを毎回⾏います.
第1回 ガイダンス
第2回 設計と加工と計測
第3回 精密切削と高能率切削
第4回 工作機械のCNC制御
第5回 CAMによるツールパス生成
第6回 工具技術
第7回 マイクロ・ナノ加工
第8回 エネルギ加工
第9回 加工を評価する計測技術
第10回 切削加工の振動制御
第11回 加工のシミュレーションと知能化
第12回 半導体プロセスの加工制御
第13回 加工制御の最前線
第14回 加工制御の総括・まとめ

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

予習;全学授業支援システムmanabaから資料をダウンロードして,読んできてください.
復習;課題を締め切り期限までにmanabaで実施するようにしてください.

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
期末試験(到達度確認) 40 加工制御に関わる基本的な原理や関連技術を理解し,達成基準に記載した項目が理解できているかを評価します.
レポート 40 毎回の授業で学んだ知識を適切に理解し,その概要を説明できるかを評価します.
平常点 20 授業への参加,受講態度の状況を評価します.

成績評価の方法・基準(備考)

評価方法; 講義中に行うテストおよびレポートを60%、期末試験を40%で評価します。
達成基準;本講義内容の加工制御に関連する項目に関する問題の解を正しく求めること、また、説明を求める問題では的確に説明できることです。

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

ディスカッション、ディベート

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

その他

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

授業中にmanabaの機能を使い,即時に学生の反応を把握しながら授業を進めます.

実務経験のある教員による授業

はい

【実務経験有の場合】実務経験の内容

2000年4月~2002年10月,株式会社 日立製作所 生産技術研究所勤務

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

ものづくり産業において実務経験を有する担当教員が,実際に利用されている材料加工技術を厳選し,実用化の観点も交えて講義する.

テキスト・参考文献等

全学授業支援システムmanabaに資料をUPします.

必要に応じて以下の参考文献を利用して下さい.
松原厚「精密位置決め・送り系設計のための制御工学」,森北出版,2008年,ISBN 978-4-627-91981-5
竹内芳美,中本圭一「Excelで学ぶ生産加工ソフトウェアの基礎」日刊工業新聞社,2011年,ISBN 978-4-526-06738-9

その他特記事項

 授業中にmanaba 内のresponを利用して授業テストを実施しますから、responのインストールと初期設定をしてください。また、授業時間外の質問にmanaba 内のスレッドが利用できます。

参考URL

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