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シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:分子遺伝学

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
分子遺伝学 2025 前期 金2 理工学部 箕浦 高子 ミノウラ タカコ 2年次配当 2

科目ナンバー

SE-BI2-9A08

履修条件・関連科目等

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

遺伝子の転写から翻訳にかけての遺伝子発現のしくみと、遺伝子の変異とその修復機構について、真核生物のケースを中心に学ぶ。さらに、組換えDNA技術や遺伝子治療などの応用研究、エピジェネティクス、ポストゲノム研究などのこの分野の最新の進展についても紹介する。

科目目的

子が親に似ることが遺伝であり、そのしくみを理解し研究する学問が遺伝学である。メンデルに始まった遺伝学の研究は、生命の本質を理解するためのもっとも強力なアプローチであり、遺伝子の実体としてのDNAの発見を経て、生命を分子のレベルで記述する分子生物学を発展させた。本科目では、遺伝情報の伝達や発現の分子機構などの重要な遺伝子のはたらきを学び、さまざまな生命現象を遺伝子機能の観点から理解することをめざす。

到達目標

遺伝子のはたらき、とくに転写・翻訳のしくみとその制御機構について、基本的事項を理解する。また、遺伝子の損傷とその修復機構、トランスポゾンなどDNAのダイナミクス、エピジェネティクスまで、遺伝子DNAのさまざまなふるまいについて理解する。さらに、組換えDNA技術の基本からポストゲノム研究まで、遺伝子DNAの特性理解に基づいた応用研究についての知識を得る。

授業計画と内容

第1回 真核生物における遺伝子発現(1) 転写の概要
第2回 真核生物における遺伝子発現(2) 転写の制御
第3回 真核生物における遺伝子発現(3) 転写の高次調節(*) 
第4回 RNAプロセッシング
第5回 翻訳機構の基礎(*) 
第6回 真核生物の翻訳制御
第7回 翻訳後調節(*) 
第8回 DNA損傷と修復
第9回 ウイルスとファージ(*) 
第10回 DNAの再編成
第11回 エピジェネティクス(*) 
第12回 組換えDNA技術(1) クローニング
第13回 組換えDNA技術(2) 応用
第14回 ゲノムプロジェクトとポストゲノム研究

各回の終了後から次の回までの間に、manabaに掲載される確認用小テストを各自で実施する。また、*印の授業回の後は、それまでの学習内容に応じた小課題が課される。インターネットや書籍等の資料をもとに各自調査・学習し、レポートとして提出する。

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

事前にテキストに必ず目を通し、概要を把握しておく。テキストに記載されている用語は重要なものがほとんどである。意味がわからない場合はあらかじめ図書やインターネット等で調べておくこと。授業後は理解不十分な箇所や興味をもった箇所を重点的に復習する。また、毎回課されるmanaba小テストに解答し、該当回には課題を提出する。

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
期末試験(到達度確認) 45 真核生物の転写・翻訳機構ほか、遺伝子DNAの基本的はたらきや性質が理解できているか否かを評価します。
レポート 45 真核生物の転写・翻訳機構ほか、遺伝子DNAの基本的はたらきや性質を理解したうえで、課題に対して適切な論述ができるか否かを評価します。
その他 10 小テストへの取り組みを評価します。

成績評価の方法・基準(備考)

課題や試験のフィードバック方法

授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

PBL(課題解決型学習)

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

その他

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

manabaにて小テストを実施する。また、補助教材として、各種動画資料に日本語解説を付して表示する。

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

テキスト:
箕浦高子、分子遺伝学: Molecular Genetics(第8版)、デザインエッグ社、2025年2月発行予定、ISBN-10:4815003203
参考文献:
ベーシックマスター分子生物学(改訂2版)、東中川徹他、オーム社、2013年発行、ISBN-10: 4274214680、4,400円
細胞の分子生物学(第6版)、ブルース・アルバーツ他著、中村桂子他訳、ニュートンプレス、2017年発行、ISBN-10: 4315520624、81,917円
ワトソン 遺伝子の分子生物学(第7版)、ジェームズ・ワトソン他著、中村桂子他訳、東京電機大学出版局、2017年発行、ISBN-10: 4501630302、11,550円

その他特記事項

1年次配当の基礎生化学および基礎分子生物学の内容を理解していることを前提として、授業を進める。

参考URL

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