中央大学

シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:生物環境情報学

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
生物環境情報学 2025 前期 木2 理工学部 市井 和仁、入江 仁士、本郷 千春 イチイ カズヒト、イリエ ヒトシ、ホンゴウ チハル 2年次配当 2

科目ナンバー

SE-BI2-9C07

履修条件・関連科目等

特にありません。

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

地球環境の変化に伴い地球生態系も大きな影響を受けようとしている。生物環境指標としてとくに陸上植生とそれをとりまく大気環境に着目し、植生分布などの変化から環境変化を知る方法を解説する。広域あるいは地球全体の植生変化・大気環境変化を知る手段として衛星・地上リモートセンシングが有効な手段である。本講義では、光学センサを中心にそのデータ利用の原理、解析手法などを具体的に解説する。

科目目的

理工学部生命科学科の教育上の目的のうち、とくに「多様な生物界・地球環境の現状と将来を、科学的根拠を持って洞察できること」と「人類が直面する地球レベルの諸問題への対策を提案できる教養人であること」に資するため、衛星リモートセンシング観測や関連する地上検証を通じて、気候変動にともなう地球表層環境の様々な変化、環境汚染や生物多様性への影響、水・食糧問題など、今日の世界が抱える問題について論究する。この講義を通じ、人類が直面している環境問題、地球規模で起こる問題に対して科学的な視点から判断が行えるような基礎力を醸成する。

到達目標

・生物環境指標としての陸域植生と大気環境を中心に、地域あるいは広域の環境を把握する方法について理解し、説明する能力を身に着けること。
・衛星や地上からのリモートセンシングがもたらす分光(スペクトル)情報・時系列情報の利用について理解し、今後の自身の研究において活用できる能力を身に着けること。
・本講義で取り上げる事項の理論的な背景や応用なども含め、地球表層環境の様々な変化、環境汚染や生物多様性への影響、水・食糧問題など、今日の世界が抱える問題について科学的に議論できる基礎力を身に着けること。

授業計画と内容

第1回 地球規模の植生と気候変動(市井)
第2回 植生リモートセンシングの基礎(市井)
第3回 大気環境: リモートセンシングから見えてくる現状と課題(入江)
第4回 大気環境: 微量ガスのリモートセンシング(入江)
第5回 大気環境: エアロゾルのリモートセンシング(入江)
第6回 農業リモートセンシング1: 植物の反射特性 (本郷)
第7回 農業リモートセンシング2: 食料生産とリモートセンシング(本郷)
第8回 農業リモートセンシング3: 環境保全と食料生産(本郷)
第9回 地上観測から見える陸域生態系(市井)
第10回 衛星観測から見える陸域生態系(市井)
第11回 モデルから見える陸域生態系(市井)
第12回 実習: Google Earth Engineの導入(市井)
第13回 実習: Google Earth Engineで地球表層モニタリング(市井)
第14回 気候変動と生物多様性をめぐる国際的取り組み(市井)

オンデマンドの予定:7/10 (第13回)

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

・事前に講義資料に目を通し、自分にとっての既知事項と新しく学ぶ事項を確認する。
・講義内容から明らかになった新しい事項について文章化する作業を通じて定着を図る(小レポート、まとめのレポート)。
・講義中に紹介する情報について自分自身の興味関心に基づいて再整理し、その立場から必要な事項を図書館やインターネット等を使って調べる(小レポート、まとめのレポート)。

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
レポート 30 教員が数回出題するレポート課題について、授業内容を踏まえ、自主的に調査・研究・考察した内容を記載したレポートを指定された期日までに提出する。
平常点 70 原則として毎回の授業終了時にその日の授業における中心的事項を自分の言葉でまとめ、提出する。授業内容に関連する質問や授業への要望も記載してよい。

成績評価の方法・基準(備考)


課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

・提出された小レポートの内容を中心に、翌週以降の講義時においてフィードバックする。とくに必要な場合、教員から個別に受講生に連絡することがある。

アクティブ・ラーニングの実施内容

グループワーク/実習、フィールドワーク

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

その他

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

・manabaを通じた小レポートの提出、Google Earth Engineを用いた衛星データ取得・解析の演習など

実務経験のある教員による授業

はい

【実務経験有の場合】実務経験の内容

大学教員以外の職歴(市井)
1995年4月-1998年2月 富士通エフ・アイ・ピー(株)
2004年5月-2007年3月 NASA Ames研究所
2014年4月-2017年3月 海洋研究開発機構(JAMSTEC)

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

企業・国の研究所など多様な経験を有する担当教員(市井)が、担当回の一部で、実務経験を踏まえて、異なる組織における環境モニタリング研究の取組の視点の違いについて講義します。

テキスト・参考文献等

テキスト:原則としてスライドを用いて講義し、必要に応じてプリントを配布する。
参考書:
・日本リモートセンシング学会編 「基礎からわかるリモートセンシング」
理工図書 3,500円+税
理工 理開 00025617663 512.7/N77 貸出可
・H. G. Jones, R. A. Vaughan著; 久米 篤, 大政 謙次 監訳 「植生のリモートセンシング」
森北出版 7,500円+税
理工 理開 00027172162 472/J72 貸出可
・文字信貴、高見晋一、他編 「農学・生態学のための気象環境学」
丸善 3,740円+税
理工 理開 00029541752 613.1/Mo33 貸出可

その他特記事項

参考URL

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