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シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:応用化学実験2

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
応用化学実験2 2025 後期複数 金3,金4,金5 理工学部 岩﨑 有紘、不破 春彦 イワサキ アリヒロ、フワ ハルヒコ 3年次配当 2

科目ナンバー

SE-BC3-6A08

履修条件・関連科目等

1、2年次の有機化学・⾼分⼦化学・天然物化学系科⽬の内容を前提知識とします。第1回のガイダンスおよび基本的実験操作の実習を⽋席した⼈は、安全上の理由により履修を認めません。傷病等でやむを得ず欠席の場合は必ず事前連絡して担当教員の了解を取り、病院等にかかったことを示すもの(領収書など)を提出すること。

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

本実験では、有機化学、高分子化学、天然物化学に関する10のテーマについて実験を行います。それにより、これらの分野の重要な理論や反応についての理解を深めるとともに、実験の操作や技術を学んで、研究活動の基礎を作ります。実験テキストに記載されている操作の意義を十分に理解して、座学の有機化学系の授業で学修したことを実際に体験して理解を深めるとともに、有機化学実験の基本操作である、ガラス器具の組み⽴て、反応物のかくはん、液‐液抽出、蒸留、再結晶、シリカゲルカラムクロマトなどの実験⽅法や、物性値や各種スペクトルデータに基づいた構造決定法を修得してください。

また、応用化学実験2では、授業に先立って主体的に調べ、チームワークを考えて実験課題に取り組み、実験結果をレポートにしっかりまとめるというアクティブラーニングの側面が重視されます。積極的な学習態度で臨んでください。

科目目的

本実験はカリキュラム上の必修科⽬に位置づけられており、有機化学、⾼分⼦化学、天然物化学に関する10のテーマについて実験を⾏うことにより、これらの分野の重要な理論や反応についての理解を深めるとともに、実験の操作や技術を学んで、研究活動の基礎を作ることを⽬的としています。

到達目標

(1)有機化学・⾼分⼦化学・天然物化学系の講義で学んだ理論や諸反応を実際に確かめ、それらについて深く理解できている。
(2)有機化学・⾼分⼦化学・天然物化学系実験の基本操作や装置の取り扱い⽅を⾝に付け、正しく実行できる。
(3)共同作業による実験の進め⽅や実験室での安全管理について高い意識をもつ。

授業計画と内容

第1回 実験実施要領と実験室での安全についての説明、ドローソフトの利用法
第2回 ガラス細⼯、基本的実験操作の実習
第3回 実験 1(有機化学実験)アセチルサリチル酸の合成
第4回 実験 2(有機化学実験)安息⾹酸エチル:Fischerエステル化
第5回 実験 3(有機化学実験)トリフェニルメタノール:Grignard反応
第6回 実験 4(有機化学実験) (1E,4E)-1,5-ジフェニル-1,4-ペンタジエン-3-オール:アルドール縮合とヒドリド還元
第7回 実験 5(有機化学実験)アセチルフェロセン:Friedel-Crafts反応
第8回 実験 6(有機化学実験)アセトアニリド:Beckmann転位
第9回 実験 7(高分子化学実験)ポリ酢酸ビニルの懸濁重合
第10回 実験 8(高分子化学実験)ポリ酢酸ビニルの物理的性質
第11回 実験 9(天然物化学実験)紅茶からのカフェインの抽出
第12回 実験 10(天然物化学実験) 未知試料の分離精製と構造決定(1):液液分配とクロマトグラフィーによる分離精製
第13回 実験 11(天然物化学実験) 未知試料の分離精製と構造決定(2):各種分光分析法による構造決定
第14回 理解度評価と補充実験

実験2~6、実験7~11はグループにより順番が変動します。理解度評価は学期中に面接あるいは小テストで実施することがあります。

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

(1)実験1〜実験11では、⼗分な予習をしていることが実験を⾏うための必須条件となるので、必ず丁寧に予習をしておくこと。予習をしていない場合は実験を⾏うことを認めません。
(2)実験後のレポート作成提出、および指⽰があった場合のレポートの書き直し再提出は期限までに必ず⾏うこと。

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり1時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり2時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
期末試験(到達度確認) 10 (1)有機化学・高分子化学・天然物化学系の講義で学んだ理論や諸反応を実際に確かめ、それらについて深く理解できているか。
(2)有機化学・高分子化学・天然物化学系実験の基本操作や装置の取り扱い方を身に付け、正しく実行できるか。
レポート 40 (1)有機化学・高分子化学・天然物化学系の講義で学んだ理論や諸反応を実際に確かめ、それらについて深く理解できているか。
(2)有機化学・高分子化学・天然物化学系実験の基本操作や装置の取り扱い方を身に付け、正しく実行できるか。
平常点 30 共同作業による実験の進め方や実験室での安全管理についての高い意識をもっているか。
その他 20 実験種目により、以下の2点について口頭試問あるいは小テストにより評価を行います。
(1)有機化学・高分子化学・天然物化学系の講義で学んだ理論や諸反応を実際に確かめ、それらについて深く理解できているか。
(2)有機化学・高分子化学・天然物化学系実験の基本操作や装置の取り扱い方を身に付け、正しく実行できるか。

成績評価の方法・基準(備考)

平常点(実験態度、実験ノート)30点+レポート40点+口頭試問あるいは小テスト20点+期末試験10点=合計100点で成績を評価します。

正当な理由がない欠席やレポートの剽窃・不提出はE判定となります。遅刻や予習をしていない場合は、当日の実験の参加が認められません。また、第一回目のガイダンスおよび基本的実験操作の実習に出席しない場合には、本実験の履修を認めません。

レポートはmanabaから電子ファイルを提出してもらいます。レポートの剽窃など不正の有無をコンピュータ検索により判定するので、剽窃等は絶対に行わないこと。剽窃が⾏われたと認められる場合は、原則として剽窃元と剽窃先の双⽅の学⽣について、成績評価が不可となります。また、再レポートを含めて提出期限を過ぎたレポートは一切受理しないので、十分注意してください。

病気や怪我など正当な理由があって遅刻や欠席をする場合は、必ず実験担当者に連絡をしてください。インターンシップなど就職活動による欠席は認められません(欠席した場合は正当な理由がない欠席と同等に扱う)。その他の詳細については、第1回目の講義のガイダンスで説明します。

始業時間の遅刻や実験中の私語は平常点の範囲で減点対象となります。正当な理由のない20分以上の遅刻は成績評価が不可となります。保護具の未着用や実験に不適当な服装(衣服や靴)は安全意識が低いものとみなされ、同様に平常点の範囲で減点対象となります。

課題や試験のフィードバック方法

授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

manabaによりレポート課題の提出とフィードバックを⾏います。

アクティブ・ラーニングの実施内容

グループワーク/実習、フィールドワーク

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

その他

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

manabaによるレポート課題の提出およびフィードバックを⾏います。

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

配布テキスト:「応⽤化学実験2、2025年度版」
テキストはPDFとしてmanabaのコースで配布します。

実験ノート:A4判ノートを各自購入しておくこと(例:コクヨ リサーチラボノート エントリーモデル)。ルーズリーフやレポート用紙など綴じられていないものでの代替は不可とする。
教科書:徂徠道夫ら著「学⽣のための化学実験安全ガイド」(東京化学同⼈)ISBN:9784807905713
(応⽤化学実験1〜4共通、各⾃購⼊しておくこと)

その他特記事項

⽩⾐およびゴーグルまたは保護めがねの着⽤を義務付けます。また、実験に適した⾐服・靴を必ず着⽤すること。実験に適した服装かどうかは平常点として評価されます。
教員免許を取得する予定の学⽣は、有機化学実験の基本操作、すなわち、ガラス器具の組み⽴て、反応物のかくはん、液-液抽出、蒸留、再結晶、シリカゲルカラムクロマトなどの実験⽅法や、物性値や各種スペクトルデータに基づいた構造決定法を⼗分に⾝につけること。また、有機化合物の毒性や危険性を理解し、安全にこれらを扱える技術を習得すること。これら有機化学実験の基本操作や取り扱い⽅などについて、化学を中学⽣および⾼校⽣に、正しく伝える基礎⼒を培うことを達成⽬標とすること。

参考URL

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