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シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:生物学特殊講義1(環境関係)

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
生物学特殊講義1(環境関係) 2025 前期 水2 理工学部 西原 昇吾 ニシハラ ショウゴ 3年次配当 2

科目ナンバー

SE-BI3-9C26

履修条件・関連科目等

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

近年、人間による自然環境への影響は著しく、衰退・喪失しつつある生態系の保全・再生が世界的に重要な課題となっている。講義では、生物多様性と生態系とは何か、およびそれらの危機の現状と要因を解説し、生物多様性保全における具体的な課題や対策事例を取り上げる。
講義は、生物学の中で個体以上のレベルの事象を扱う生態学の分野と深く関わりつつ、生物多様性の保全と健全な生態系の持続を目標として、現実の問題に対する一般的な高い指針や技術の開発を目指す科学である、保全生態学を中心に行う。

科目目的

地球環境との共存に根ざした持続的発展のために、生物多様性と生態系の保全・再生が必要であることを理解し、現在の自然環境の劣化や喪失の要因と保全の取り組みについて理解する。

到達目標

環境問題と生物多様性・生態系の保全との関係について説明することができる。また、生物多様性と生態系の衰退要因を説明することができる。さらに、環境問題の原因と結果を図式化して説明することができる。

授業計画と内容

第1回 環境問題と生物多様性・生態系の保全・再生
第2回 生態系の安定性と持続可能な自然環境の利用
第3回 生態系サービスと生態系の評価
第4回 日本の生物多様性①:日本の生物相の特徴とその要因
第5回 日本の生物多様性②:里地里山の生物多様性
第6回 絶滅危惧種の保全①:生息現状と減少要因
第7回 絶滅危惧種の保全②:生息地の分断化とメタ個体群
第8回 侵略的外来種の影響と対策
第9回 淡水生態系の危機と保全
第10回 遺伝子組み換え生物の利用と生物多様性への影響/農業がもたらす問題とその対策
第11回 気候変動と保全生態学からみた対策
第12回 自然再生と生態系の管理
第13回 課題演習 発表と討議
第14回 課題演習続き/生態系インフラストラクチャーと防災・減災

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

毎回授業前に教員が指示する予定内容について参考文献に目を通しておく。復習は特に力を入れ、次回までに曖昧な事項や疑問点を持ち越さないようにする。課題でレポートの提出がある場合は、必ず期日までに作成し、提出すること。

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
期末試験(到達度確認) 80 生態学の基本的な概念を正しく用いて、現実の問題に適用して理論的に考えることができる。
レポート 20 自然環境問題を生態学の観点から説明することができる。

成績評価の方法・基準(備考)

授業への参加態度および課題演習における発表内容、発⾔内容等を勘案して評価する。

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

実施しない

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

テキスト:配付資料を用意する。
教科書:「生態学」、鷲谷いづみ、培風館、2016年、3025円
参考文献:
「保全生物学」、樋口広芳編、東京大学出版会、1996年、3,520円
「新版 絵でわかる生態系のしくみ」、鷲谷いづみ、講談社サイエンティフィク、2018年、2,420円
「大学1年生のなっとく!生態学」、鷲谷いづみ、講談社サイエンティフィク、2017年、2,420円
「生物多様性概論─自然のしくみと社会のとりくみ─」、宮下直・瀧本岳・鈴木牧・佐野光彦、朝倉書店、2017年、3,080円

その他特記事項

参考URL

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