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シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:救急理論・実習

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
救急理論・実習 2025 前期 金2 理工学部 石川 仁憲、小峯 力 イシカワ トシノリ、コミネ ツトム 2年次配当 1

科目ナンバー

SE-PR2-CA23

履修条件・関連科目等

1年次開講科目「生命倫理」を単位取得済であることが望ましい.

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

平成29年度の全国の救急出動件数は634万2,096件,搬送人員は573万5,915人で過去最多を記録し,1日平均17,376件,5秒に1回の割合で出動したことになる.出動増加に伴う救急受け入れ問題と,東日本大震災(大津波)にみられたように緊急・災害救助が求められる現代社会において,如何に生き延びるかが課題となっている.つまり「想定外に生きる」知識と技術が必要である.本講義では,一次救命の知識,技術を学び,心肺停止(CPA)の傷病者の確実な社会復帰を図るための心肺脳蘇生(CPCR)及び対外式除細動器(AED)による質の高いBLS技術を習得する.また,理工学の視点から自然災害に対するリスク管理を考えるとともに,現地実習を基に観光地における救急救命と災害対策(減災)について,人の利用と適切な安全管理の観点から人(命)を軸としたモノつくりを考える.

科目目的

本科目では人々の生命を軸として、生命にかかわる事態への対応、および事故リスクに対するロジカルな思考方法、対策について身に着けていただきます。

到達目標

1)救急理論を学び,一次救命(Basic Life Support)対応を身につける.
2)危機回避(Risk management)能力を高め,人(命)を軸とした思考を学ぶ.

授業計画と内容

(1)現代社会と救急救命
(2)BLS概念,心肺停止と蘇生理論
(3)課題解決型学習①;わが国の救急救命の課題と解決策
(4)心室細動,無脈性心室頻拍,無脈性電気活動,心静止プロトコール
(5)心肺脳蘇生法(CPCR)実習,対外式除細動器(AED)実習
(6)QCPR実習
(7)FA(包帯法等)実習
(8)救護シミュレーション
(9) リスク管理の考え方と自然災害の事例検証
(10)課題解決型学習②;災害事例の課題と解決策
(11)調査学習(現地調査);観光地における救急救命と災害対策
(12)課題解決型学習③;観光地における救急救命と災害対策の課題
(13)課題解決型学習④;観光地における適切な救急救命と災害対策(解決策)
(14)まとめ[一次救命と人(命)を軸とした思考]
※課題解決型学習ではプレゼンテーション,ディスカッション,調査学習ではフィールドワークを行う.

授業時間外の学修の内容

授業終了後の課題提出

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

課題(レポート,パワーポイント)は必ず提出(発表)すること.

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり1時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり2時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
レポート 20 毎回の授業後の課題提出(レポート)
平常点 50 授業でのプレゼンテーション
その他 30 BLS実技(成熟度)

成績評価の方法・基準(備考)

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

実施しない

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

実務経験のある教員による授業

はい

【実務経験有の場合】実務経験の内容

小峯:
日本およびオーストラリアにおけるライフセービング活動
日本ライフセービング協会の設立
救助方法の普及活動

石川:
(公財)日本ライフセービング協会 救助救命本部長
International Life Saving Federation, Rescue Commission委員
海上保安庁海の安全推進アドバイザー

中川:
救急救命士としての救命救急センターでの勤務

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

それぞれ命にかかわってきた教員の立場から、有事への対応およびリスク回避についてを伝える。

テキスト・参考文献等

教 科 書:小峯 力ら「心肺蘇生法教本」大修館書店
参考文献:杉本勝彦ら「災害医学」南山堂
島崎修次ら「病院前救護とメディカルコントロール」医学書院

その他特記事項

複数開講されますが,履修するコマ位置が決まっています.詳細は掲示とCplusでお知らせします(ガイダンス科目扱いのため履修登録は理工学部事務室が行います).
7月の土曜日もしくは日曜日に,観光地における救急救命と災害対策を学ぶために湘南海岸(江ノ島周辺)で現地調査を行います.

参考URL

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