中央大学

シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:保全生態学フィールドワーク・データ解析

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
保全生態学フィールドワーク・データ解析 2025 夏季集中 他 理工学部 高田 まゆら、西原 昇吾 タカダ マユラ、ニシハラ ショウゴ 2年次配当 2

科目ナンバー

SE-VC2-CC04

履修条件・関連科目等

履修登録時点で提出を求めるレポートを提出していることが履修の要件となる。レポートの課題や〆切等はmanabaやCPlusを通して3月頃に知らせるので、履修を希望する場合は十分注意すること。 基礎生態学・保全生態学概論を優秀な成績で単位取得している(もしくは見込の)こと。

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

良好な里地里山環境が残されており、地域主導による里地里山の自然再生事業「久保川イーハトーブ自然再生事業」(自然再生推進法による自然再生事業)が進められている、岩手県一関市内萩荘地区において2泊3日の野外実習を行う。
 実習では、水田、畦畔、水路、溜池、二次林などからなる里地・里山の生物相および自然再生地とそこでの活動について学び、植生、昆虫類、鳥類、水生生物等のモニタリング法をはじめとする保全生態学の野外調査手法と考え方を実践的主体的に学ぶ。
 野外調査で得られたデータは、引き続く室内実習(2日間3~5限)においてデータを統合解析し、発表と討議を行う。

科目目的

里地里山(=Satoyama)の生物多様性保全と自然再生に必要となる保全生態学的な考え方やモニタリングの技術をフィールドにおける実習とデータ解析演習を通じて実践的に学ぶ。

到達目標

フィールド調査の計画、調査の実施、データの記録とデータの解析とそれにもとづく考察までの技法を体験によって身につける。

授業計画と内容

7月頃にガイダンス 9月上旬頃に野外実習(3日間)および室内実習(2日間)を実施

室内実習 1日目(3から5限) ガイダンスと調査準備
 
野外実習
1日目  9:30集合(一ノ関駅前) 17:00頃まで車で移動
     10:30 久保川流域の里地里山の生物多様性(主に棚田やため池)の観察
     12:30 昼食(知勝院ビジターセンター)
     13:30 久保川流域の里地里山と自然再生(自然再生地3箇所を見学)
     17:00 久保川イーハトーブ自然再生研究所長講話(知勝院生き物浄土館) 
     18:00 地域伝統芸能を学ぶ
     19:00 夕食(知勝院ビジターセンター)
     20:00 入浴 
     21:00 宿泊施設にてフィールドノート整理・就寝 

2日目  8:30  奥山(栗駒山)の植生・植物相・昆虫相調査の学習
     12:00 昼食(道の駅厳美)
     13:00 班別モニタリング調査
     17:00 自然再生活動
     18:00 夕食
19:00 ライトトラップ調査・夜の水生昆虫調査
     20:00 入浴
     21:00 宿泊施設にてフィールドノートおよびデータ整理・就寝 

3日目  9:00 班別モニタリング調査
     12:30 昼食(知勝院ビジターセンター)
     13:30 調査のまとめと自然再生関係者との意見交換
     15:20 解散(一ノ関駅前)

室内実習 
1日目 データ解析
2日目 調査結果の発表と討議

第1回:久保川流域の里地里山の生物多様性(主に棚田やため池)の観察
第2回:久保川流域の里地里山と自然再生(自然再生地3箇所を見学)
第3回:久保川イーハトーブ自然再生研究所長講話・地域伝統芸能を学ぶ
第4回:奥山(栗駒山)の植生・植物相・昆虫相調査の学習
第5回:班別モニタリング調査
第6回:自然再生活動
第7回:ライトトラップ調査・夜の水生昆虫調査
第8回:班別モニタリング調査の続き
第9回:調査のまとめと自然再生関係者との意見交換
第10回:データ解析(データの入力)
第11回:データ解析(統計解析)
第12回:データ解析(プレゼンテーションの準備)
第13回:調査結果の発表
第14回:調査結果の討議

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

里地・里山の生物多様性と生態系について十分に理解するために、テキスト「さとやま 生物多様性と生態系模様」を読んで、自分なりに学んだことをレポートにまとめた上で野外実習に参加する。植物や昆虫の同定ができるようになるため、図鑑やフィールドガイドによる十分な予習が望ましい。

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり1時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり2時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
期末試験(到達度確認) 35 調査データの解析結果の発表内容および討議における発⾔内容等
レポート 35 フィールドノート等
平常点 20 フィールド実習への参加態度等
その他 10 ガイダンスへの参加や事前準備状況等

成績評価の方法・基準(備考)

フィールド実習への参加態度およびフィールドノート、調査データの解析結果の発表内容および討議における発⾔内容等を勘案して評価する。

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

実施しない

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

テキスト:「さとやま 生物多様性と生態系模様」鷲谷いづみ(岩波ジュニア新書)
参考文献:
「にっぽん自然再生紀行:散策ガイド付き」鷲谷いづみ(岩波書店)
「樹木葬和尚の自然再生 久保川イーハトーブ世界への誘い」千坂げん峰(地人書館)
「人と生態系のダイナミクス1農地・草地の歴史と未来」宮下直・西廣淳(朝倉書店)
「観察する目が変わる水辺の生物学入門」西川潮・伊藤浩二(ベレ出版)

その他特記事項

参考URL

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