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シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:哲学講義(5)(15)

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
哲学講義(5)(15) 2025 前期 木1 文学部 水上 雅晴 ミズカミ マサハル 3年次配当 2

科目ナンバー

LE-PE3-J305,LE-PE4-J315

履修条件・関連科目等

 漢詩文を直読もしくは訓読によって理解できること。現代中国語の文章を読めることが望ましいのですが、これは履修条件に含めません。

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

テーマ:《老子》を読む
 《老子》は、謎めいたテキストでもって、古来、多くの人を魅了しつづけています。本授業では、《老子》本文の記述を読み進めていきます。本文の記述を相互参照することを基本として解釈しますが、わずかに「五千余言」しかないそのテキストのみでは限界があるので、定番の注釈と言える魏の王弼(おうひつ)注を参照することにします。訳解に際しては各種日本語訳や英訳も参照し、それらの内容に対する批判的検討も行います。学習効果を考慮し、受講生には解釈・訳読を割り当てます。レジュメを作成の上、発表してもらいます。

科目目的

 《老子》(通行本)テキストとそこに記されている思想内容を自分なりに理解する。

到達目標

(1)老子、《老子》、《老子》の注釈に関する基本的な知識を獲得する。
(2)《老子》テキストを構成する漢字と漢文について、字形・字音・字義・修辞や音韻を踏まえて解釈できるようになる。
(3)経学・史学・文学・言語学・諸子学・書誌学・校勘学に関わる事柄を含め、中国の古典学に関する幅広い知識を身につける。

授業計画と内容

第1回 老子と《老子》。漢籍の調べ方、漢文テキストの検索方法。
第2回 《老子》の文章と注釈。注釈者王弼。
第3回 第一章「道可道……」
第4回 第三章「不尚賢……」
第5回 第五章「天地不仁……」
第6回 第六章「谷神不死……」
第7回 第八章「上善若水……」
 ※到達度確認テスト①
第8回 第十章「載営魄抱一……」
第9回 第十九章「絶聖棄智……」
第10回 第二十二章「曲則全……」
第11回 第四十三章「天下之至柔……」
第12回 第五十章「出生入死……」
第13回 第八十章「小国寡民……」
第14回 全体のまとめ
 ※到達度確認テスト②
(注意)進行状況によって内容が変更されることがあります。

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

 教材中の語句、事項や文法については、事前に調べておき、質問されたら答えられるようにしておきましょう。予習をして来ない者は出席の資格が無いものと心得ましょう。

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
中間試験 10 到達度確認テスト①。
期末試験(到達度確認) 30 到達度確認テスト②。
レポート 20 到達度確認テストを実施する回を除き、基本的に毎回小レポートを提出してもらいます。
平常点 40 授業参加の状況をもとに評価します。具体的には、授業で扱う文章や事項に関する釈読や解説、割当発表、質問や意見表明、とりわけ授業中の積極的な態度は、肯定的な評価の対象になります。

成績評価の方法・基準(備考)

 以下の三つの条件をすべて満たした場合に単位を認定します。
①公欠以外の欠席が4回以内にとどまっていること。
②毎回提出する小レポートやドリルにまじめに取り組んでいること。
③自分の担当分の発表を行い、その内容も一定の基準を満たしていること。

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

ディスカッション、ディベート/グループワーク/実習、フィールドワーク

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

実施しない

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

教材はプリントを用意します。参考書については、授業の中で随時紹介します。

その他特記事項

・発表準備などの際、訳本やネット上のデータを使うのはかまいませんが、それらを鵜呑みにせず、批判的に吟味した上で用いましょう。使う場合には、典拠表示をきちんとしましょう。
・授業に対する自主性、主体性、積極性を肯定的に評価します

参考URL

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