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シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:文化社会学/文化

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
文化社会学/文化 2025 前期 月1 文学部 後藤 美緒 ゴトウ ミオ 2~4年次配当 2

科目ナンバー

LE-SC2-K312

履修条件・関連科目等

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

文化現象は、それだけで完全に独立して存在しているわけではありません。古くはレコード、ラジオ、映画をはじめ、現代ではテレビやインターネットといったさまざまなマスメディアと互いに及ぼし合うとともに、私達の日常生活と分かちがたく結びついています。
そしてそれゆえに、想像力の発露であると同時に、統治の手段となることもあります。
それは、国家という枠組みを形成/越え出ること、あるいは集団を組織化/解体、再組織化することがあります。

このような社会的背景、メディアとの関わり、日常生活とのかかわりに注意をはらいつつ、日本が近代化した19世紀初頭から現代までの文化の在り方を考察していきます。とくにこの授業では、参加者とともに「読書」という経験に着目し、文字と声、平時と有事という区分を交差させながら検討することで、私たちが今立っている社会の成り立ちについて考えていきます。

科目目的

この科目は、学生が学位授与の方針で示す、「複眼的思考」・「コミュニケーション力」・「主体性」を習得することを目的としています。

到達目標

・現代社会の身近なが文化現象を学問的な視点からとらえ、発生する構造を他者に説明できるようになること(毎回の課題での到達目標)。
・現代社会と過去の出来事の連続性・非連続性(断絶)、差異・共通点について、個々のメディアの特性に留意しながら、説明できるようになること(毎回の課題での到達目標)。
・他者と自己の意見を区別し、自らの考えを整理して、論理的に記述できること(レポートでの到達目標)

授業計画と内容

第1回:イントロダクション:読書と労働という若年層の二つの「悩み」
第2回:文化の作り手は誰か?:限界芸術論
愛3回:映像から考える:映画『舟を編む』の示す統治と開放性
第4回:レポートへの接近:図書館・データベースの使い方
第5回:読書がつくる文化:読者共同体
第6回:近代日本の都市とメディア・リテラシー
第7回:「読書国民」の誕生とその展開
第8回:学生たちの読書実践:社会的属性を支える読書・超える読書
第9回:流行歌の誕生:聴くことをめぐる力学
第10回:ラジオに現れた「漫才」:知識人と大衆文化の接近
第11回:〈内・外〉の/と図書館:国境と読書装置
第12回:兵士たちの読書経験(米):戦地の図書館
第13回:兵士たちの読書経験(日):「慰問袋」のなかの出版物
第14回:全体総括:現代の読者共同体をめぐって

みなさんの関心や授業の進展を考慮して、適宜、順番を変更することがあります。

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

授業内で提示される課題について、既定の時刻までに完成させて提出すること(毎回250字程度)。

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
レポート 60 授業で紹介した事例や概念を応用させ、自分で問いを設定し、論理的に記述できているかどうかを評価します。
平常点 14 responの問いに対して、適切な時間内に、適切な回答しているかどうかで評価します。
その他 26 毎回の課題(250字程度)を、授業の内容を踏まえたうえで調査、考察し、期日までに形式を守って提出されているかどうかで評価します。

成績評価の方法・基準(備考)

課題や試験のフィードバック方法

授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/その他

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

・授業冒頭において前回の課題について講評します。
・意見の表明や実態確認のために、毎回、responを用います。

授業におけるICTの活用方法

その他

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

授業ではresponを用いた意見の集約や実態確認をしながら授業を進めていきます。

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

テキストはとくに指定しません(manabaで資料を事前に共有します)。
参考文献については授業中に適宜紹介します。

以下の文献は講義全体の基調となっていますので、適宜、参照してください。
キャロリン・マーヴィン、吉見俊哉・水越伸・伊藤昌亮訳『古いメディアが新しかった時―19世紀末社会と電気テクノロジー』、2003年.

その他特記事項

・初回では授業の進め方のほか、レポート課題(形式を含む)について説明します。
・資料の配布、課題の提出はmanabaを用います。
・連絡先は初回の授業でお伝えします。授業開始前までに連絡したい場合は、個別指導コレクションを使用してください。
・理解を深めるため、三浦しをん原作『舟を編む』(小説・映画のいずれか)を事前に確認することを期待します。

参考URL

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