中央大学

シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:ドイツ社会誌演習(1)(3)/ドイツ社会誌演習(1)

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
ドイツ社会誌演習(1)(3)/ドイツ社会誌演習(1) 2025 前期 金2 文学部 磯部 裕幸 イソベ ヒロユキ 2~4年次配当 2

科目ナンバー

LE-DT2-C863,LE-DT2-C865

履修条件・関連科目等

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

授業テーマ:「資本主義の歴史の歴史を考える―その起源・論理とグローバル化」

 本授業では「資本主義の歴史」を扱った文献(【文献A】~【文献E】)を読み進めながら、一つの経済システム・生産様式に過ぎなかった資本主義が、なぜ西ヨーロッパを越えグローバルな広がりを持つに至ったのかについて考える。現在、21世紀の日本に生きる我々にとって、資本主義経済体制はいわば「自明のもの」であり、その成立と拡大は「歴史的必然」であると考えがちである。しかしそれは本当に「疑いようのないもの」で、「当たり前のもの」なのであろうか。
 授業では、資本主義がいわば「歴史的偶然の産物」だったのではないかという「仮説」を常に持ちつつ、しかしそれでもなぜ、この経済システムが現代政界において堅牢な足場を築くことができたのかを考えてみたい。そうした考察を通じてこそ、我々は自分が生きている「21世紀世界」を客観的な視点から眺め、かつそれが抱える様々な問題に対し有効な「処方箋」を書くことができるのではないだろうか。

使用教科書
【文献A】ユルゲン・コッカ(山井敏章訳)『資本主義の歴史―起源・拡大・現在』(人文書院・2018年)(ISBN: 978-4409510803)
【文献B】大澤健「『資本主義』に関する一考察」『経済理論』412(2013年)・65-82頁
【文献C】百木漠「いま,マルクスを読む意味」『経済学雑誌(大阪市立大学経済学会)』120-1(2019年)・37-53頁
【文献D】小柳敦史「資本主義の精神と近代の運命―ヴェーバー・ゾンバルト・トレルチの比較から」『キリスト教と近代』(2011年)39-53頁
【文献E】池田浩太郎「マックス・ウェーバーとヴェルナー・ゾンバルト―ゾンバルトとその周辺の人々」『成城大學經濟研究』151/152(2001年)7-33頁

科目目的

(1)資本主義という経済制度について、歴史的あるいは社会的文脈を踏まえた上で検討する
(2)ドイツ近現代史やヨーロッパ史、世界史に関する基本的な知識を獲得する
(3)特にドイツにおいて、資本主義がどのように論じられてきたのかを学ぶ

到達目標

(1)資本主義の歴史を学ぶことで、ドイツの近現代史の理解につなげる
(2)現代世界を生きる上で、「経済(体制/思想)」の歴史を知ることにいかなる意味があるのかを考える。

授業計画と内容

第1回  導入(1):資本主義と近代世界
第2回  導入(2):「グローバル・エコノミー」の誕生
第3回  導入(3):「西洋の衝撃」とアジアの「帝国」
第4回  「第一章 資本主義とは何か」(文献A:7-34頁)
第5回  「第二章 商人資本主義」(文献A:35-63頁)
第6回  「第三章 拡大」(文献A:65-105頁)
第7回  「第四章 資本主義の時代」(前):工業化とグローバル化(文献A:107-136頁)
第8回  「第四章 資本主義の時代」(後):資本主義における労働(文献A:136-169頁)
第9回  「第五章 展望」/「訳者あとがき」(文献A:171-191頁)
第10回 「『資本主義』についての一考察」(文献B)
第11回 「いま,マルクスを読む意味」(文献C)
第12回 「資本主義の精神と近代の運命―ヴェーバー・ゾンバルト・トレルチの比較から」 (文献D)
第13回 「マックス・ウェーバーとヴェルナー・ゾンバルト―ゾンバルトとその周辺の人々」(前):ヴェルナーとゾンバルト(文献E:7-20頁)
第14回 「マックス・ウェーバーとヴェルナー・ゾンバルト―ゾンバルトとその周辺の人々」(後):『近代資本主義』第2版 2巻4冊 1916年(文献E:21-33頁)

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
平常点 70 授業への出席と積極的な参加が条件。また毎回担当者を決め、講読箇所の内容を端的にまとめたレジュメを提出してもらうので、その準備も忘れないこと。
その他 30 学期末課題(レポート)を課すので、必ずmanabaの情報をチェックし期限内に提出すること。
レポートの内容や体裁、提出方法等詳細は追って連絡する。

成績評価の方法・基準(備考)

原則として4回以上無断欠席を繰り返した者、授業中私語等でで他人の学修環境を著しく悪化させた者に対しては単位が認められないので、充分注意すること。

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

ディスカッション、ディベート/グループワーク

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

実施しない

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

テキピーを授業担当者が用意する
・大澤健「『資本主義』に関する一考察」『経済理論』412(2013年)・65-82頁
【文献C】コピーを授業担当者が準備する
・百木漠「いま,マルクスを読む意味」『経済学雑誌(大阪市立大学経済学会)』120-1(2019年)・37-53頁
【文献D】コピーを授業担当者が用意する
・小柳敦史「資本主義の精神と近代の運命―ヴェーバー・ゾンバルト・トレルチの比較から」『キリスト教と近代』(2011年)39-53頁
【文献E】コピーを授業担当者が用意する
・池田浩太郎「マックス・ウェーバーとヴェルナー・ゾンバルト―ゾンバルトとその周辺の人々」『成城大學經濟研究』151/152(2001年)7-33頁

その他特記事項

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