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シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:語学文学文化専門演習(1)(2)

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
語学文学文化専門演習(1)(2) 2025 通年 水1 文学部 小野 潮 オノ ウシオ 3年次配当 4

科目ナンバー

LE-FS3-D101,LE-FS4-D102

履修条件・関連科目等

書籍の形でも電子辞書でもよいが、しっかりした仏和辞書を所有していること。
フランス語の辞書を実際の仏文の文脈を踏まえて利用できること。
基本的なフランス語文法についてしっかりした知識を備えていること。

授業で使用する言語

日本語/フランス語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

シャトーブリアンの自伝・回想録『墓の彼方からの回想』の七月革命前後の時期を描く箇所を講読していきます。シャトーブリアンは十九世紀初頭を代表する作家であるとともに、王政復古期の有力な政治家でした。しかし当時の指導的な政治家の多くとは異なり、言論・出版の自由を高唱した人物でもありました。この七月革命を描いた部分は、彼がこの事件当時書いた日記をもとにしており、事件の推移をほとんど同時進行的に描いているという意味で、その自伝・回想録中でも読みどころのひとつとなっています。シャトーブリアンのみごとなフランス語の散文を味読していただきたいというのも教員としての願いです。卒業論文、

科目目的

文学ジャンルについて思考できるようになり、文学ジャンルの混交、またその相互の干渉について思考できるようになる。ある作品において、特権的なトポスが作品構成全体において果たす役割について考えられるようになる。自伝ジャンルの特性について、自分なりの意見を持てるようになる。





到達目標

テキストが書かれた時代の文脈を考慮に入れつつ、本格的な文学テキストを正確に読み解くことができるようになる。文学ジャンルのそれぞれについて、その特性について考慮に入れつつテキストについて論じることができるようになる。テキストの特性を踏まえたうえで、自分なりの論点を探し、自分独自の論を構築できるようになる。






授業計画と内容

第1回 19世紀のフランス語を読むための文法 シャトーブリアンの生涯
第2回 シャトーブリアンが生きた時代 『墓の彼方からの回想』の概観
第3回 全体の序
第4回 第1巻~第5巻の概観 ヴァレ=オ=ルー 第1巻第1章
第5回 シャトーブリアンの誕生 第1巻第2章
第6回 プランコエ 第1巻第4章
第7回 ジェリル 第1巻第5章
第8回 コンブールの夜 第3巻第1章
第9回 フーロンとベルティエの首 第5巻第9章
第10回 第6巻~第8巻の概観 大洋横断 第6巻第2章
第11回 難破 第8巻第7章
第12回 第9巻~第12巻の概観
第13回 社会の変容 第13巻第5章
第14回 前期の振り返り

第15回 第13巻~第18巻の概観 ナポレオンとの会見 第14巻第4章
第16回 アンギャン公事件 第16巻第1章
第17回 第19巻~第24巻の概観 
第18回 ロシア退却 第21巻第5章
第19回 ナポレオン評価 第24巻第8章
第20回 第25巻~第31巻の概観 
第21回 スペイン戦役 第28巻第1章
第22回 第32巻~第42巻の概観 第33巻第7章 貴族院におけるシャトーブリアンの演説
第23回 シャトーブリアンの逮捕 第35巻第4章
第24回 シャルル十世訪問 第37巻第1章 
第25回 ルイ=フィリップの肖像 第42巻第1章
第26回 タレーランの肖像 第42巻第2章
第27回 シャトーブリアンの生涯に起きたこと 第42巻第17章
第28回 学年の振り返り

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

他の人物の書いた自伝作品を読んでみてください。

例 ルソー 『告白』
  スタンダール 『アンリ・ブリュラールの生涯』
  サルトル 『言葉』
  福沢諭吉 『福翁自伝』
  渋沢栄一 『雨夜譚』など

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
レポート 60 夏と学期末の2度レポートを提出していただきます。
テキストのしっかりした理解に基づいて自分なりの論の組み立てができているか否かを評価します。
平常点 40 授業内部でのテキストの読み込み、課題提出

成績評価の方法・基準(備考)

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

実施しない

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

資料はコピーで配布します。

その他特記事項

参考URL

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