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シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:フランス文学研究B

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
フランス文学研究B 2025 後期 木2 文学部 小嶋 洋介 コジマ ヨウスケ 2~4年次配当 2

科目ナンバー

LE-LT2-D308

履修条件・関連科目等

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

文学作品を読むとは、魂のコトバを読み取り、対話を交わすことです。対話相手のほとんどは、亡くなった人の魂です。何十年、何百年、時には何千年も以前に亡くなった人々と会話をするのです。そのような体験を通じて、人の形は無くなっても魂は滅びない、今も生きているという思いをするのではないでしょうか。もちろん、どのような作品が私達の「こころ」を魂の対話へと誘うのか、人によって様々でしょう。またこの時、文学作品は、小説や詩といったジャンルに限ったことではありません。神話、哲学、あるいは科学的テクストにおいても、そのような誘いの力を持つものは少なくありません。授業では、もっぱら「私」の「こころ」に触れてきた作品を紹介します。
講義は、歴史的な流れを辿りながら、「魂」の問題の西洋的な展開を把握した上で、フランス文学に読み得るその「コトバ」に対し、私なりに答えてみたいと思います。「フランス」文学以外のテクストにも言及する故、比較文学・文化の要素も併せ持つ授業である点、ご了承ください。とにかく様々なテクストを一緒に読んでみましょう。そして、皆さんも自分なりに、過去から届く魂の声との応答を試みてみてください。
後期B講義では、近世~近代にいたる「フランス文学」のテクストを、より具体的・多角的に取り上げ論究します。

科目目的

・この科目は、カリキュラム上の講義科目として位置づけられていることから、この科目での学習を通じて、学生がフランス文学に対する基礎知識を修得するとともに、言語・文化・社会についての素養と複眼的思考の重要性を理解できるようになります。
・この科目は、文学部のディプロマポリシーである「幅広い教養」「複眼的思考」「専門的学識」を修得することを目的としています。

到達目標

フランス文学、ならびにより広い意味での「文学」に関する認識を深めることを目指します。しかしながら、講義で論じる多種・多様な問題を、単なる知識として受容するのではなく、独自に論究し「思索」することに向けての「導き」とすることが、より大きな目標です。

授業計画と内容

第1回 デカルト『方法序説』
第2回 ルソー『孤独な散歩者の夢想』
第3回 ミシュレ:ルネサンスとフランス革命
第4回 ミシュレ『魔女』と自然
第5回 メアリー・シェリー『フランケンシュタイン』光文社古典新訳文庫他
第6回 ヴィリエ・ド・リラダン『未来のイヴ』
第7回 ヴィリエ・ド・リラダン『ヴェラ』
第8回 ボードレール:「万物照応」の詩想
第9回 ランボー:言葉の錬金術
第10回 フローベール『ボヴァリー夫人』
第11回 バルザック『ルイ・ランベール』
第12回 『ゴッホの手紙』:文学と絵画
第13回 ロラン・バルトと「日本」
第14回  レヴィ=ストロース『月の裏側』
以上に掲げた事項はあくまで予定にすぎず、実際の授業の進展に応じ、様々な修正のあり得る旨ご承知ください。

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
レポート 80 期末レポートを提出してもらいます。単位を取得するうえで、提出が必須事項となります。自分なりの考えを提示しようとする意思があり、同時に自分の考えを他者に明確に伝える文章に優れていると判断できるレポートを、高く評価します。
平常点 20 適当な時期に、「小レポート」を課題として出します。「期末レポート」執筆・提出の練習や準備となるものです。この小レポートだけで、単位を取得することはできません。また、授業への参加度、受講態度の状況なども、平常点に含めます。

成績評価の方法・基準(備考)

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

プレゼンテーション

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

その他

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

manabaのアンケートや掲示板などの機能を用いて、適宜、学生の反応を把握しながら授業を進めていく。

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

テキスト:
講義原稿をmanabaに掲載します。

参考文献:
デカルト『方法序説』ちくま学芸文庫他
ルソー『孤独な散歩者の夢想』光文社新古典翻訳文庫他
ミシュレ『ジャンヌ・ダルク』中公文庫、『魔女』岩波文庫
メアリー・シェリー『フランケンシュタイン』光文社古典新訳文庫他
ヴィリエ・ド・リラダン『未来のイヴ』岩波文庫他
ボードレール『ボードレール全詩集』ちくま文庫他
ランボー『対訳 ランボー詩集』岩波文庫他
フローベール『ボヴァリー夫人』新潮文庫他
バルザック『神秘の書』水声社
ファン・ゴッホ『ゴッホの手紙』岩波文庫他
ロラン・バルト『記号の国』みすず書房他
レヴィ=ストロース『月の裏側』中央公論新社
その他、授業中に適宜指示する。


その他特記事項

参考URL

この授業は、仏文専攻・語文コース系の教員が担当しています。

語文コースHP  https://sites.google.com/g.chuo-u.ac.jp/futsubun-gobun/

 

語文コースブログ  https://chuo-bun-futsubun-gobun.blogspot.com/

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