中央大学

シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:美術史各論(1)A

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
美術史各論(1)A 2025 前期 水3 文学部 藤原 えりみ フジハラ エリミ 2~4年次配当 2

科目ナンバー

LE-HR2-D451

履修条件・関連科目等

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

人は人に似た姿をどのように造形化してきたのか
----古代ギリシャ彫刻から医療サイボーグ技術まで----

西洋美術の歴史において重要な意味と役割を担ってきた身体表現は、20世紀に入って造形表現の表舞台から消え去ったように思われる時期がある。けれども、身体表象が消滅してしまったわけではない。写真、映画、文学、アニメーション、漫画、インタラクティヴ・アートなどにおいて、身体表象はさまざまな展開を示している。古代ギリシャ彫刻に始まる裸体表現の歴史を踏まえつつ、19世紀後半の「トルソ」の発見を節目として、現代の医療サイボーグ技術にいたるまで、近代以降の身体表象がどのように変化しきたのか、さらにテクノロジーによって身体の可能性がどのように開かれていくのか、領域横断的に検討してみたい。

科目目的

近代がもたらした身体観、ひいては世界観の変容の概念を通して、現代社会における身体の問題を捉え、検討する批判的視点の養成を目的とする。

到達目標

西洋美術を理解する上で欠かせない「ヌード表現」の歴史を理解するとともに、時代や地域によって「理想とされる身体イメージ」が異なることを学び、現代社会における身体のあり方を考察するための知識および思考方法を身につけることを目的とする。

授業計画と内容

第1回:オリエンテーション 見える身体/見えない身体
第2回:美術における身体イメージの解体1 古代ギリシャからキリスト教社会へ
第3回:美術における身体イメージの解体2 古代彫刻を手本とする<理想の身体>の復活
第4回:美術における身体イメージの解体3 <理想の身体>VS<ありのままの身体>
第5回:美術における身体イメージの解体4 19世紀後半における「トルソ」の発見と抽象芸術の展開
第6回:美術における身体イメージの解体5 ナチズムと身体イメージ
第7回:身体の疎外に抗して 抑圧された身体と精神の解放を目指して
第8回:テクノロジーと身体1 1980年代以降の展開
第9回:テクノロジーと身体2 人造人間という夢
第10回:テクノロジーと身体3 人間を脅かすロボットから人間と共生するロボットへ
第11回: テクノロジーと身体4 アンドロイド〜人間と人間でないものの境界〜
第12回: テクノロジーと身体5 身体の未来:医療サイボーグ技術
第13回:テクノロジーと身体6 身体の欠損を超えて
第14回:総括

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

授業に関する資料として配布するテキストや関連書籍を事前に読んでおくこと。
また、本来であれば授業中に鑑賞するべきではあるものの、限られた授業時間中には見せることのできない映画やアニメーションなどを積極的に鑑賞すること。

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
レポート 70 提起された課題を考察しレポートとして提出(具体的な課題テーマは追って提示する)
平常点 30 授業の参加・貢献度、コメントカード

成績評価の方法・基準(備考)

単位取得にはどんな理由であれ3分の2以上の出席が必要です。

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

PBL(課題解決型学習)

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

実施しない

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

参考文献は授業の中で紹介します。

その他特記事項

西洋美術史の基礎知識があることが望ましい。

参考URL

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