中央大学

シラバスデータベース|2025年度版

テキストサイズ

  • 小
  • 中
  • 大
  • フリーワード検索
  • 条件指定検索
  • シラバスデータベース(学部・大学院)
  • ビジネススクール(MBA)
  • ビジネススクール(DBA)
  • 研究者情報データベース

ホーム > 講義詳細:文化財学B

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
文化財学B 2025 後期 火6 文学部 長佐古 真也 ナガサコ シンヤ 3・4年次配当 2

科目ナンバー

LE-HE3-F420

履修条件・関連科目等

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

史料をはじめとする様々な様態の文化財(遺産)の価値を正しく後世に伝えること、すなわち“保存”することの意味について考えることからはじめます。次いで、この保存を妨げる“劣化”について、資料素材の性質や周囲の環境の観点から実例を交えて紐解くことで、文化財のリスクマネージメントと具体的な対処法への理解を深めます。

科目目的

資料(史料)に関わる当事者の責務として、眼前の資料を如何に健全な状態を保ちながら後世に伝えるかを常に意識する理念とこれを実践するための基礎知識を身につけることが目的です。

到達目標

文化財の恒久保存を踏まえた正しい取り扱いが自然に行えるような意識の醸成を目指します。そのためには、基礎的知識と対処の基本に対する理解はもちろん、これらを単なるマニュアルとして暗記するのではなく、置かれた状況・環境や立場に応じて柔軟に対処し、自ら問題解決の糸口を導き出すことを意識しながら履修を進めてください。

授業計画と内容

第1週 資料(史料)を後世に伝えることの意味を考える
第2週 資料劣化の内的要因と対処の基本/有機物素材1(植物質)
第3週 資料劣化の内的要因と対処の基本/有機物素材2(樹脂・動物質)
第4週 資料劣化の内的要因と対処の基本/無機物素材1(金属種)
第5週 資料劣化の内的要因と対処の基本/無機物素材2(金属の腐蝕)
第6週 資料劣化の内的要因と対処の基本/無機物素材3(金属以外)
第7週 資料劣化の外的要因と対処の基本/温湿度
第8週 資料劣化の外的要因と対処の基本/空気質とその制御
第9週 資料劣化の外的要因と対処の基本/光と照明
第10週 資料劣化の外的要因と対処の基本/生物劣化とIPM
第11週 資料劣化の外的要因と対処の基本/災害等とリスクマネジメント
第12週 劣化資料修復の考え方
第13週 資料保存の多様性と将来
第14週 総括
※ 内容によっては週を跨ぐ場合があります。

授業時間外の学修の内容

授業終了後の課題提出/その他

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

本講義は独自のレジュメを用いますので、特に受講後の復習と自らの興味や視点に基づく発展学習に重点を置いて理解を深めてください。講義に対する自らの理解度を自覚するためにも、受講後のリアクションレポートは重要です。これを含め、提出を求められた課題は遺漏・遅滞なく提出してください。

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
期末試験(到達度確認) 50 講義で得た知識や思考法を駆使し、問われた状況に対してどのように対処するかという設問への対応を中心に評価します。
平常点 50 講義後のリアクションレポートの提出状況および内容の充実度について評価します。

成績評価の方法・基準(備考)

評価の前提条件:出席率が70%に満たない者はE判定とします。(配慮すべき特段の事情がある場合は除く/要相談)

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

受講後に提出していただくリアクションレポートについて、講師が共有すべきと判断したものを取り上げて講評します。当初は授業時間内での解説を予定していますが、状況によってはmanabaなどを利用する場合があります。

アクティブ・ラーニングの実施内容

実施しない

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

実施しない

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

実務経験のある教員による授業

はい

【実務経験有の場合】実務経験の内容

東京都埋蔵文化財センターで発掘調査の実務経験に加え、出土品の安定化処理、収蔵資料管理および理化学分析を平成18年から担当。

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

埋蔵文化財に限らず、講師が実際に経験した事例等を盛り込んで講義します。

テキスト・参考文献等

内容が多岐にわたるため、各回の内容に即したレジュメを配布いたしますので、特定のテキストは使用いたしません。参考文献につきましては、レジュメ等で随時ご案内いたします。

その他特記事項

参考URL

検索結果に戻る

  • フリーワード検索
  • 条件指定検索

TOP

  • プライバシーポリシー
  • サイトポリシー
  • 中央大学公式サイト
Copyright (c) Chuo University All Rights Reserved.