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シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:西洋古代史/西洋古代史A

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
西洋古代史/西洋古代史A 2025 前期 水3 文学部 松原 俊文 マツバラ トシブミ 1~4年次配当 2

科目ナンバー

LE-WH1-H301

履修条件・関連科目等

高校「世界史B」(2022年度以降「世界史探求」)程度の古代ローマ史の知識を前提として講義を進めるので、開講前に高校教科書の該当箇所を読み直し、古代ローマ史の大まかな流れや出来事を掴んでおくことが望ましい。

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

ローマ帝国は古代世界における西半球最大の国家であり、西ヨーロッパから中近東、黒海沿岸から北アフリカにまたがる広大な地域を版図に含んでいた。ローマの影響下にあった地域では、その物質文化のみならず、制度やシンボリズムといった精神文化も現在に至るまで様々に受容されている。ゆえに当該地域を学ぼうとする者にとって、「ローマ」は一度は通らねばならない道であろう。本講義では、共和政期、共和政から帝政への過渡期、帝政期それぞれから、初学者にも比較的なじみのあるローマ史上のテーマを取り上げ、その問題点を検証する。

科目目的

古代ローマ史に関する重要なテーマを、教科書や参考書から一歩踏み込んで考える能力を習得することを目的とする。

到達目標

本授業は、以下を到達目標とする。
・ 古代ローマ史を例に、「歴史はどのようにして作られるのか」を理解できるようになること。
・ 同時代の証言や史料に含まれている問題を認識できるようになること。

授業計画と内容

第 1回 古代ローマ史の概要と問題点 1:ローマ史の時代区分(講義ガイダンス含む)
第 2回 古代ローマ史の概要と問題点 2:ローマ史概略
第 3回 古代ローマ史の概要と問題点 3:後代に生まれた「ローマの歴史」
第 4回 「共和政ローマ史」の誕生 1:「共和政ローマ史」の情報源
第 5回 「共和政ローマ史」の誕生 2:共和政ローマの文化的記憶
第 6回 「共和政ローマ史」の誕生 3:家伝と共和政ローマ史
第 7回 「共和政ローマ史」の誕生 4:膨張し続ける過去
第 8回 アウグストゥスの元首政像 1:元首政とは何か
第 9回 アウグストゥスの元首政像 2:共和政の復活?
第10回 アウグストゥスの元首政像 3:元首政の成立?
第11回 ローマの平和とは何か 1:共和政期の戦争と平和
第12回 ローマの平和とは何か 2:「平和」か「支配」か
第13回 ローマの平和とは何か 3:人類がもっとも幸福で繁栄した時代?
第14回 総括・まとめ
(授業の進み具合によって、スケジュールの調整やテーマの増減を行う場合がある)

授業時間外の学修の内容

その他

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

授業後は配信された資料を再読し、その内容についてどのような講義を行ったか復習すること。

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
期末試験(到達度確認) 60 最終授業日に教場試験を実施する。講義内容を踏まえた解答であるかどうかを評価する。
平常点 40 教場授業への参加度で算定する。

成績評価の方法・基準(備考)

課題や試験のフィードバック方法

授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

manabaの掲示板や個別指導(コレクション)で質問や提言等があった場合は、個別にフィードバックを行う。

アクティブ・ラーニングの実施内容

実施しない

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

実施しない

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

教科書は使用しない。講義のテーマごとに資料を配信する。

その他に人名や地名に関する一般的な参考文献として:
・ バウダー編『古代ローマ人名事典』『古代ギリシア人名事典』 原書房、1994年
・ タルバート編『ギリシア・ローマ歴史地図』 原書房、1996年
・ 松原國師『西洋古典学事典』 京都大学学術出版会、2010年
・ Hornblower, S., Spawforth, A. (eds.), Oxford Classical Dictionary (4th ed.), Oxford, 2012.
・ Cancik, H., Schneider, H. (eds.), Salazar, C. F. (Eng. ed.), Brill’s New Pauly, Leiden, 2002-2010.
・ Gagarin, M. (ed.), The Oxford Encyclopedia of Ancient Greece and Rome, Oxford, 2010.

その他特記事項

・ 資料として原典の邦訳テキストや図版は配信するが、講義を聴いてノートを取ることが必須である。
・ manabaからのメールの受信設定をして、コースニュースや個別指導(コレクション)による教員からの連絡をすぐに確認できるようにすること。

参考URL

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