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シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:哲学講義(2)(12)

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
哲学講義(2)(12) 2025 後期 火1 文学部 出村 和彦 デムラ カズヒコ 3年次配当 2

科目ナンバー

LE-PE3-J302,LE-PE4-J312

履修条件・関連科目等

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

本講義では、アウグスティヌス(354-430)の生涯を通じた真理探究、特に前半生のキリスト教に至る様々な出会いや後半生の司教としての働きを通じて見えてくるキリスト教の特徴的な観点とその後の西欧や日本のキリスト教思想に与えた影響をわかりやすく講義する。哲学と宗教との相互補完的な関係を、具体的にアウグスティヌスの生涯とその思想を通じてキリスト教の成立の場面で考察していきます。これをを通じてキリスト教古代の思想哲学(教父哲学)の基礎知識を歴史的に説明していきながら解明していきます。

科目目的

アウグスティヌスの生涯とその思想を詳細にたどることで、わかったようで実はあまり知られていないキリスト教の源流、いわば根っこをしっかりと理解できるようになることを目指します。

到達目標

この講義では、キリスト教古代についての基礎的知識を習得すること、そして、特にアウグスティヌスの探究を視野に入れた西欧思想の源流と展開、さらにこれの日本を含む近世近代現代哲学の影響を理解すること。

授業計画と内容

1. イントロダクション はじめに:授業の進め方:真の宗教を求めて :アウグスティヌスの探究の人生
2 アウグスティヌスの探究とキリスト教との出会い(1):ラテン文学と修辞学の教育
3 アウグスティヌスの探究とキリスト教との出会い(2):哲学との出会い、マニ教(善悪二元論)へ
4 アウグスティヌスの探究とキリスト教の理解(1):「心」内的理解
5 アウグスティヌスの探究とキリスト教の理解(2):回心とその後の出発点
6 アウグスティヌスから学んで(1)愛の秩序 『告白録』キリスト教文化の指針
7  アウグスティヌスから学んで(2)永遠と時間:神の国 
8 司教アウグスティヌスの取り組み:キリスト教徒の生活
9 アウグスティヌス時代の教会の状況(1):ドナティスト分派と教会の一致
10 アウグスティヌス時代の教会の状況(2)ペラギウス論争 
11 アウグスティヌス『三位一体論』『神の国』『エンキリディオン』 
12 信仰・希望・愛 キリスト教で信仰する神は父と子と聖霊の三位一体の神である
13 希望を示す〈主の祈り〉:愛の掟
14 アウグスティヌスの死生観:アウグスティヌスの著作の保存と伝播と受容 まとめ
.

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
レポート 65 課題を提出するので、その課題に即したレポートを期末に提出してもらう。
平常点 35 毎回の講義に関して、manabaの「レポート」機能を使って、簡単な問いに答えてもらう。講義は14回あるので、2.5 x 14=35とカウント。

成績評価の方法・基準(備考)

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

実施しない

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

実施しない

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

*授業で使用するテキスト
出村和彦『アウグスティヌス 「心」の哲学者』岩波書店、2017年、岩波新書新赤版1682、 ISBN978-4-00-431682-4
*参考文献その他資料は配布します。
上記テクストや講義で取り上げる箇所以外でも、アウグスティヌス『告白』I, II, III 山田晶訳(中公文庫)は各自読み進めてもらいたい。


その他特記事項

参考URL

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