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シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:メディア文化の社会学(1)

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
メディア文化の社会学(1) 2025 前期 火4 文学部 辻 泉 ツジ イズミ 2年次配当 2

科目ナンバー

LE-ME2-L304

履修条件・関連科目等

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

 文化はわれわれの身の回りに日常的に存在するものだが、こうした身近な文化から現代の社会状況を理解していく。そのためにも、文化社会学の基本的な考え方を述べた上で、具体的な文化の現象を入り口に、現代の社会状況の理解を試みたい。一例として、ファンやオタクと呼ばれるような、一見すると異質で、それでも身近に存在する文化の現象などを取り上げながら、理解を試みたいと考えている。
 講義の計画としては、おおむね前半7~8回を通して、文化に対するこれまでの様々な学問的なアプローチを比較検討したうえで、文化社会学的なアプローチ(マルチメソッド・アプローチなど)を紹介する。
 そして後半7~8回を通して、いくつかのポイントに分けて、具体的な文化現象を取り上げてその理解を試みる。予定しているものとしては、自己・身体性の快楽に関わる現象としてSNSのコミュニケーションやファッションなどを、集団・関係性の快楽に関わる現象としてアイドルとそのファンなどを、社会・超越性の快楽に関わる現象として鉄道ファンなどを取り上げるつもりである。

科目目的

 上記したような内容を通して、受講者が文化社会学の視座を理解し、そのアプローチを身に付け、自分でも、様々な文化現象の分析、理解ができるようになることが目的である。

到達目標

 文化社会学の基本的な考え方・アプローチを理解すること、それを元にして、自分なりに文化社会学的な現象の分析をできるようになることが到達目標であり、成績の評価はこれに関する課題によって行う予定である。

授業計画と内容

第1回 初回アンケート
第2回 詳細なイントロダクション
第3回 文化社会学入門①:いまなぜ文化社会学か
第4回 文化社会学入門②:文化はなぜ楽しいのか
第5回 文化社会学入門③:文化とは何か
第6回 文化社会学入門④:文化社会学とは何か
第7回 文化社会学入門⑤:文化を分析するために  
第8回 今日の文化①:構造論から比較論へ
第9回 今日の文化②:構造論から変動論へ
第10回 今日の文化③:社会=超越性の快楽
第11回 今日の文化④:集団=関係性の快楽
第12回 今日の文化⑤:自己=身体性の快楽
第13回 今日の文化⑥:応用編  
第14回 今日の文化⑦:文化のこれから

授業時間外の学修の内容

授業終了後の課題提出

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
期末試験(到達度確認) 55 期末試験(55%)を行う予定。
レポート 45 中間レポート(45%)を課す予定。

成績評価の方法・基準(備考)

期末試験(55%)および、中間レポート(45%)およびその他平常点などを加味して評価する。
毎回の講義では、manabaを利用してコメントを提出してもらい、毎回の理解度を確認する。特に優れたコメントについては、講義内で紹介し、適宜加点する予定である。

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

実施しない

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

タブレット端末

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

授業時に、スマートフォンやタブレットを用いて、コメントを記入してもらうことがあります。

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

 <テキスト>
南田勝也・辻 泉編『文化社会学の視座』ミネルヴァ書房

<参考書>
(1)「自己・身体性の快楽」について
米澤泉著『コスメの時代―「私遊び」の現代文化論』勁草書房
牧野智和著『自己啓発の時代ー「自己」の文化社会学的探究』勁草書房

(2)「集団・関係性の快楽」について
太田省一著『アイドル進化論ー南沙織から初音ミク、AKB48まで(双書Zero)』筑摩書房
田島悠来著『「アイドル」のメディア史ー『明星』とヤングの70年代』森話社

(3)「社会・超越性の快楽」について
辻泉著『鉄道少年たちの時代―想像力の社会史』勁草書房
松井広志著『模型のメディア論-時空間を媒介する「モノ」』青弓社

その他、授業中に適宜紹介する。  

その他特記事項

後期に開講される「メディア文化の社会学(2)/メディアと文化(2)」とあわせて受講すること。
2025年度は、対面授業として行う予定ですが、数回ほど、manabaのコースコンテンツを通して、オンデマンド配信(動画及び資料配布)も行う予定です。

※以下は、対面授業で実施する場合の注意事項。
講義中の私語やスマホ・携帯電話の私的使用などは、他の学生の迷惑になるので厳禁。また講義では板書を多用するが、スマホなどを用いてのその撮影も厳禁。

参考URL

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